nyl-admin のすべての投稿

【家具ECサイトのSEO事例】内部リンク設計でカテゴリページへの検索流入が1,157%改善

こんにちは、Webコンサルティング事業部の藤沢です。今回は内部リンクの話をしようと思います。

私がクライアントサイトのSEO課題解決のため最も多く提案しているのが内部リンク設計の見直しかもしれません。キーワード戦略にのっとって正しく内部リンク設計をしていけば、ページ本来の評価を得ることができ、そのSEO効果は絶大です。逆にいかに作り込んだWebページでも内部リンク設計をミスってしまっていると検索エンジンから低い評価を受けてしまうことが往々にしてあります。

そこで今回は成功事例を交えながら、改めてSEOにおける内部リンク設計の重要性やポイントについて触れていこうと思います。

事例紹介

まずは実際に私がSEO施策を担当しているECサイトで、内部リンク設計を見直すことで自然検索流入数を大幅に増やすことに成功したクライアント事例を紹介します。

サイト概要

Web上でアンティーク家具を販売しているECサイト。6000点にも及ぶ商品を扱っているほか、家具のレイアウトやおすすめの使用方法を紹介する写真集コンテンツや、家具に関するお役立ち情報を発信するオウンドメディアも展開しています。

クライアントからの要望

サイト内のコンテンツ追加は頑張っているものの、思うようにランキング改善および検索流入の増加に繋がっていかないからSEOで協力してほしい。

 

施策開始前のサイト状況

以下はSEO施策を開始する前のサイト状況・自然検索トラフィック状況・ランキング状況です。

 

施策開始前のサイト状況

サイト課題

1.静的なリンクが設けられていないため、検索エンジンがクロールしずらくなっているページ

⇒小カテゴリページ

 

2.十分に内部リンクを集められていないページ

⇒大カテゴリページ、小カテゴリページ、家具タイプページ、利用シーンページ

 

3.関連ページへの発リンクが出来ていないページ

⇒商品詳細ページ、写真集詳細ページ、コラム詳細ページ

 

 

2015年12月1日~2015年12月31日の自然検索トラフィック

カテゴリページへの自然検索流入が2.23%と非常に少ない状況でした。

 

2015年12月のランキング状況

全1,250キーワードで順位を計測した結果、1位のキーワード数は13個という状況でした。

 

どのようなプランニングをしたか?

キーワード調査の結果、カテゴリページに対応するキーワードに検索ニーズが存在することが分かりましたが、カテゴリページの評価が低かったことでこれらのキーワード帯からの検索流入を集めきれていませんでした。 これがセッションおよび収益を上げきれていないSEO課題の一つと捉え、サイト内部を調査してみたところ、

・カテゴリページへの導線がクロールしにくくなっている

・関連するページからカテゴリページに対して内部リンクを集めきれていない

このようなサイト内部課題が見つかったため、内部リンクの最適化およびリンク設計施策を進めることで、カテゴリページのランキングを改善させ、自然検索トラフィック及び収益の改善を狙っていくことにしました。

 

実施してきた内部リンク設計施策

おもに以下のようにページ単位で内部リンク設計施策を継続的に進めていきました。

 

 

ページ別施策

施策内容

1.静的なリンクが設けてクロールを促進

⇒大カテゴリページ、小カテゴリページ

 

2.関連ページへの発リンクを設置

⇒商品詳細ページ、写真集詳細ページ、コラム詳細ページ

 

また、このほかにも「内部リンク先のURLの調整」「各ページのtitlemeta descriptionh1のキーワード調整」「商品詳細ページのコンテンツ追加」についても同時に着手していきました。

施策を進めてきた結果

内部リンク設計を軸にSEO施策を進めてきた結果、1年間で以下の成果を出すことが出来ました。

 

施策前⇒施策後の自然検索トラフィック推移

全体の自然検索経由でのセッション数は193%改善、カテゴリページへの自然検索経由でのセッション数は1,157改善しました。

 

2015年12月1日~2016年12月31日のカテゴリページへの自然検索トラフィック推移

カテゴリページへの自然検索トラフィックの推移です。施策開始後少しずつセッションが改善していき、2016年8月から9月にかけて大きくセッションを伸ばすことが出来ました。

 

2015年12月1日~2016年12月31日のランキング状況推移

ランキング状況も、1位のキーワード数が93個2位-5位が161個に改善しました。

 

 SEOに取り組むうえで内部リンク設計は非常に重要であることはお分かり頂けたのではないかと思います。

次からはSEOに取り組むうえでの内部リンク設計で抑えるべきポイントについて触れていきます。

内部リンク設計のポイント

内部リンク設計のポイントは「SEO上重要なページに、関連するページから、正しい方法でリンクを集める」ことです。検索エンジンはリンクが多く集まっているページを重要ぺージとして認識しますが、それ以外にもページ同士の関連性やリンク形式も確認し、総合的な評価をしています。

そこで、重要なページに正しく内部リンクを集めるために抑えるべきポイントを以下に書いていきます。

内部リンクの設置場所

まずは内部リンクの設置場所についてです。リンクを設置する場所ごとに考えなければいけないことも変わってきます。それぞれのリンク設置場所では、どのような点を考慮するべきかを見ていきましょう。

グローバルナビゲーション

サイトの全てのページに共通して設置された案内リンクを指します。どのページに訪れたユーザーであってもサイト全体のコンテンツ構成が分かるような構成にするのが望ましいです。

グローバルナビゲーションとは

フッター

グローバルナビゲーション同様、サイトの全てのページ下部に共通して設置された案内リンクを指します。主要コンテンツへの遷移や自社で運営する他サイトへ誘導することを目的としてリンクを設置するのが一般的です。

サイドメニュー

サイト構造やシステムの制約にもよりますが、可能であればページ同士の関連性を示せるようにページ毎に内容をカスタマイズするのが望ましいです。サイドメニューがすべて共通のテンプレートになってしまっている状態ではページ同士の関連性を検索エンジンにうまく伝えられない可能性があります。

 

サイドメニューリンク例:「テーブル」ページ

 

パンくずリスト

パンくずリストはユーザーに対して、サイト内のどの位置に滞在しているのかを視覚的に示してあげるとともに、検索エンジンにサイト構造を示す重要な役割を果たしています。(パンくずリストが複数ある場合には最上段に設置されているものからサイト構造を把握します)また、パンくずリストの構造をきちんと設計することで、下層ページから多くの関連リンクを重要ページに集められることに繋げられることもあるため、SEO戦略に基づく設計が必須です。

 

良いパンくず例、悪いパンくず例

パンくずリストとは

メインコンテンツ内

メインコンテンツ内は検索エンジンがページ内容を把握するうえで最も重要視している場所です。特に商品詳細ページや記事詳細ページといった末端ページからは、関連する一覧ページに発リンクできる絶好のチャンスでもありますので、SEO上重要なページに関連リンクをきちんと返していきましょう。

メインコンテンツ内からのリンク設置例

方法は様々ですが、上の図のように商品概要を表すメインコンテンツ内に関連ページへのリンクを設置する方法などがあります。

 

リンク循環イメージ

パンくずリストやメインコンテンツ内を用いて関連リンクを包括的に設置していきます。

内部リンクの形式

次に内部リンクの形式についてです。Googleの「検索エンジン最適化スターターガイド」にも記載のとおり、出来るだけアンカーテキストを用いてユーザーと検索エンジンにリンク先のページがどんな内容なのかを示すように設定していきましょう。

また、画像でリンクする場合にはalt属性に代替テキストを記述するようにしましょう。

検索エンジンにクロールされにくい場合

重要なコンテンツがクロールされにくい場合には、静的なリンク(<a>タグを用いたリンク)が設置されているかどうかを確認してみましょう。

詳しくは「SEOで本当によく見る”もったいない”内部リンク設計」をご覧ください。

内部リンク設計に適しているタイミングとは

SEOを考慮した内部リンクを設計するのに適しているタイミングはWebサイトのリニューアル時です。

サイト運用フェーズでは、

・システムの制約を受けて十分に変更することができない

・サイト構造を見直さなければ十分な効果が期待できない

ことが多くあるため、やはりサイトリニューアル時にWeb制作会社やシステム会社と十分に連携し、ユーザビリティ、SEOを考慮した内部リンク設計を実装していくことが理想的といえます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?一つ一つの項目がどこかで聞いたことのあるような話で、真新しい話は一切なかったかもしれませんが、十分に内部リンク設計が出来ているサイトが意外に少なく勿体ないなと感じたことと、内部リンク設計を見直すことで大きな成果に結びつく可能性があるという点をお伝えしたかったため、事例を交えて改めてご紹介させていただきました。

実際には内部リンクを集めるべきページの決定など、その会社のビジネスモデルや展開しているサービスによって異なってくるため、リンク設計よりもSEO戦略を考えるほうが難しかったり、サイト規模が大きくなればなるほど重要なページ数が増えていくためリンク設計が複雑化するなど、一筋縄じゃいかない場面もありますが、基本概念として「キーワード戦略にのっとって重要なページに関連リンクを集める」という事は変わりません。

もし内部リンク設計に課題があると感じるようであればこの記事を参考に改善にトライしてみてください。

【家具ECサイトのSEO事例】内部リンク設計でカテゴリページへの検索流入が1,157%改善ナイル株式会社 - SEO HACKSで公開された投稿です。

「コンテンツSEO 効果なし」その判断早いかも?注意点と”効果測定”の捉え方

こんにちはナイルの梅田です。今回は普段お客様と接している中でよくある悩みの『効果測定』について触れたいと思います。

昨今、様々な企業が、新規顧客獲得に向け、自社サイトやオウンドメディアを通してコンテンツ配信の取り組みを実践しています。

一時期“コンテンツSEO”という言葉が流行ったように、コンテンツの配信の成果指標を『新規顧客の獲得』に置いたサイトも多く見られました。

しかし、以下のような悩みを持った担当者の方も多いのではないかと思います。

  • KGI・KPIを立てているものの、一面的な数値を見るだけで振り返りを十分に行えておらず、やっている実感がわかない。
  • 「何となく」手応えは感じているが、うまく数値化出来ておらず、社内の理解・協力を得られていない。
  • 集客目的の取り組み一つとっても、本来であれば『最終的な目的は何か』によって、追うべき指標は異なるはずです。例え現場のメンバーが成果を実感していたとしても、最終的な目的に繋がる”意味のある数値”として伝わらなければ社内の理解も得られませんし、同時に、正しい振り返りや次のアクションにも繋がらないでしょう。

    今回はそうした、取り組みを開始してからある程度期間が経過したものの「正しい効果測定の方法がわからない」「本来の成果を見落としているのではないか」などの悩みを持つ方々に向けて、よくある失敗ケースをもとに、どうすれば正しい指標を追えるようになるかをパターン別に解説します。

    今回は“コンテンツSEO”の取り組みを行っているであろう、下記3名のタイプの方にお伝えします。

         ①【集客】を指標としているWeb担当者

         ②【サイト内の回遊率】を指標としているWeb担当者

         ③【問合せ・購入などCV】を指標としているWeb担当者

    ①【集客】を指標としているWeb担当者

    サイトにおけるユーザー行動段階①集客

    集客を主に指標をした場合、下記の指標の改善に焦点を当てていると思います。

    指定したキーワードの順位・オーガニックセッション数・新規訪問率

    よくある悩みと注意点

    ①-1「順位がなかなか上がらない…」

    ▶注意点:計測しているキーワードが適切ではないかも?

    ▶ 対策 : 各コンテンツで評価させたいキーワードを見直しましょう

    これまで獲得出来ていなかったような順位を主な指標としてウォッチしている時に、「そもそも計測しているキーワードが誤っていた」ケースはよく見られます。

    例えば「親戚へのおすすめ出産内祝いの品」に関する記事コンテンツを公開していた場合、「出産内祝い」単体での順位を見ていても、SEOにおける適切な評価を見るという面では不十分でしょう。

    「出産内祝い」単体で検索しているユーザーは、「出産内祝いってそもそも何だ?」という純粋な疑問から「内祝いのマナーを知りたい」「出産内祝いのおすすめ商品を知りたい」など、かなりニーズが広いことが想定されます。よって、「親戚への出産内祝い品」に内容を限定したコンテンツは、網羅性・競合性・ニーズのズレなど様々な関係から、「出産内祝い」単体で順位向上する可能性は低く、「出産内祝い」の順位だけを見ていても正当な評価を下せない恐れが高いです。

    そういった場合は、コンテンツが評価されるであろうキーワードを記事毎に選定し、例えば複数のキーワードで計測して効果を見るなどすることで、検索エンジンからの評価を判断しましょう。

    コンテンツに対するキーワード選定の適切・不適切なケース(出産内祝い)
    まとめ
  • 計測している順位が一向に上がらない場合は、計測しているキーワードが不適切な可能性がある
  • そのコンテンツで評価させたいキーワードを再定義し、順位の定点観測を行うことで効果が見えてくることも

  • 【補足】「計測しているキーワードは適切なはずだけど上がらない…」という方へ

    一方で、計測しているキーワードに対してのアンサー・ニーズがズレていることや、そもそもtitle要素に含まれておらず検索エンジンが認識出来ていないことが原因で順位が向上しないケースも存在します。前者に関しては、狙いたいキーワードのアンサーとなるよう、他に上位表示されている記事を参考にしたり、ユーザーの求めている情報を推察することで記事をリライトしてみることもおすすめします。後者に関しては、title要素に狙いたいキーワードを挿入するなど、SEOの基本事項を抑えることで効果がすぐに見えるかもしれません。

    参考:内部SEO対策のためのチェックリスト

    ①-2 「順位も流入も上がらないし、SEOに全く影響なかった…」

    ▶注意点:そう判断するには早計で、“間接的な効果”を見落としているかも?

    ▶ 対策 :オーガニックからの直接の流入だけでなく、リファラルのトラフィックや、被リンク獲得の目線での効果検証も考慮してみましょう

    コンテンツ制作・公開における直接的な流入が想定していたよりも少ないものの、“間接的”な効果を得られており、それを見落としているケースはよくあります。

    見落としてはいけない間接的な効果としては、コンテンツがまとめサイトに載ることで外部サイトからのリファラルの流入を獲得出来ていたり、外部サイトから自然な文脈でのリンクが設置されていることなどが挙げられます。特に後者に関しては、すぐには効果として見えにくいものの、長期的なスパンで見ればドメイン全体でのSEOにおける評価向上につながっているため、直接的な流入が期待していたよりなかったからといって取り組みをやめることに関しては注意が必要です。

    コンテンツのAhrefsにおける被リンク調査状況

    ※SEO分析ツール『Ahrefs』におけるSite explorerの使用画面

    まとめ
  • コンテンツ自体で直接流入や順位を得られなくとも、取り組みの中で外部からの自然リンクや、リファラルからの流入を獲得出来ている可能性あり
  • 流入・順位といった指標だけで取り組みを判断するのではなく、総合的に判断することも重要

  • ①-3 「全然効果が見えてこない」

    ▶注意点:判断するに当たって、期間が短すぎるかも?

    ▶ 対策 :SEOで直接効果が見られるのは半年以上かかるケースも多いことを理解しておきましょう。

    これまでどういった運用が行われたドメインでコンテンツを配信していくかにも依存しますが、検索結果における順位向上・直接流入の向上は、半年以上様子を見て初めて成果が出るケースも多いです。①-2とも重複しますが、SEOでの効果は長い目、かつ複数の視点で見ることで、本来の効果が導き出せることが往々にしてあるため、早々に見切りをつけることは適切に効果を見れていない場合があります。

    参考:図解で分かる”コンテンツSEO” : コンテンツ配信→リンク蓄積→流入増のサイクルを作る

    上の記事では“コンテンツSEO”の流入増加のイメージを記載しているので併せてご確認ください。

    ②【サイト内の回遊率】を指標としているWeb担当者

    サイトにおけるユーザー行動段階②回遊

    ECサイトを運営されている方が商品ページへの遷移率や、本体の比較ポータルサイトへの遷移率をウォッチしている場合、制作したコンテンツのオーガニック流入において、下記の指標に重点を置いていると思います。

    滞在時間・PV/セッション・想定ページへの遷移率

    よくある悩みと注意点

    ②-1 「直帰率も高いし、滞在時間も短い。SEOからの流入はサイトの回遊に貢献出来ていないかな…」

    ▶注意点:滞在時間と直帰率だけでなく、指標を変えるだけで効果が見えるかも?

    ▶ 対策 :コンテンツごとに見たい指標を割り当て、個別最適な計測手段で効果を検証しましょう

    「オーガニックで流入を獲得出来たのは良いものの、数値的には滞在時間も短いままだし、直帰率も高い」といったケースはよく見られますが、見る指標を変えるだけで正しい効果が見えてくることも多々あります。

    そもそも作成しているコンテンツが「用語集」や「FAQ」などであれば、訪れるユーザーの特性上直帰率が高いのも当然でしょう。その場合は、回遊はせずとも、例えばサイト認知しているかどうかを指標として変更し、読了率という指標で最下部への遷移率を見ることで、コンテンツの満足度という観点での効果も検証出来るかもしれません。

    参照:読了率を測るには?

    一方で記事系コンテンツや、お悩み系コンテンツで、明確に「このページに遷移させたい」というのが固まっていれば、遷移させたいページへの導線にイベントトラッキングを設定することで、より厳密に遷移率を把握することが出来、詳細な効果検証が可能となります。

    参照:Googleアナリティクス イベントトラッキング設定再入門

    一律に成果指標を設定することも一つではありますが、コンテンツタイプごとに異なった指標を設定することで、どういったタイプが本来の目的に最も適うかを検証し、改善するのも一つの手段です。

    まとめ
  • 直帰率や滞在時間だけでは”回遊性”などをジャッジするには不十分かもしれません
  • コンテンツごとに何を成果として見るかを検討し、グループ毎に最適なデータ収集を

  • ②-2 「見てほしいページにユーザーが遷移しない…」

    ▶注意点:狙っているキーワード、ひいてはターゲット層が誤っているかも?

    ▶ 対策 :狙うキーワード・ひいてはユーザーの設定を改めるのも一つの手です

    狙っていたキーワードの順位・流入も獲得しているし、②-1のように遷移を数値化して取得しているものの、遷移率が悪いケースもあるでしょう。その場合はそもそも狙っていたキーワード、またそれを検索するユーザーのニーズが、遷移させたいページと大きくかけ離れている可能性はないでしょうか。

    例えば老人ホーム・介護施設の比較ポータルサイトを運営しているケースの場合は、施設利用者を集客したい場合がほとんどでしょう。それにも関わらず、下記のように老人ホームの働き手側が求めるキーワードを集めても、おそらく求めているページへの遷移率の向上は実現しないことが予想されます。

    老人ホーム系キーワードにおける注意点

    手当たり次第に関連するキーワードや、検索ボリュームの高いキーワードを狙うのではなく、検索するユーザー像を明確にし、またその人が検索するであろうキーワードに絞ってコンテンツを展開させることが重要となります。

    まとめ
  • 狙っているキーワードの裏にある検索ニーズが本来求めていたものとズレている可能性も
  • 集客・回遊させたいユーザーを明確にし、そこからキーワード・コンテンツを逆算しましょう
  • ③【問合せ・購入などCV】を指標としているWeb担当者

    サイトにおけるユーザー行動段階③CV

    ECサイトにおける商品の購入や、サービスサイトにおける問合せを成果指標としている場合、下記の項目に重点を置いていると思います。

    CVR・費用対効果

    よくある悩みと注意点

    ③-1 「オーガニック流入は来ているんだけど、全然CVに寄与していない…」

    ▶注意点:オーガニック流入からの直接のCV数しか見れていないかも?

    ▶ 対策 :ユーザー行動におけるCVへの遷移を測ることで、コンテンツの「正しい売上への貢献度」を見ましょう

    コンテンツマーケティングや、SEOを取り組むにあたって、「ではどれだけ売上に貢献したか?」という問いはよくある悩みです。こうした場合、GoogleAnalyticsで流入ページ群を見て、そこからのCV数を見て判断しているケースがありますが、「その後リマーケティング広告でCVしたユーザー」や、「何度も再訪して、最終的にTOPからCVしたユーザー」など本来CVに貢献したユーザーまでカウント出来ていない恐れがあります。

    そういった場合は、ユーザーの行動を計測することで、記事に訪れたユーザーの最終的なCVへの貢献度を見ることが出来ます。

    現状ご利用のツールを活用し、検証したいデータを取り出すことで、コンテンツの正しい効果検証を行いましょう。

    CVへの貢献度はGoogleアナリティクスの機能を用いて分析可能
    まとめ
  • オーガニック流入からの直接のCVR・CV数の把握だけでは、コンテンツの効果を判断するのに不十分な可能性が高い
  • ツールを活用し、ユーザー行動を分析することで正しい効果を見極めましょう

  • ③-2 「サイト全体の流入・PVも増えたけど、売上が増えない…」

    ▶注意点:購入・問合せへの中間地点をCVポイントとして設置したほうが良いかも?

    ▶ 対策 :CVポイントを変更・追加することを検討する

    コンテンツ制作・公開の運用体制も整え、サイト全体の流入・PVも増えたものの、投資した費用に対して思いの外売上が伸びないといったケースもあるでしょう。そうした場合、②-2と近いのですが、ユーザー像が購入や、問合せと「距離が遠すぎる」ことが原因であることが多くあります。

    例えば、「名刺管理」ツールを販売している企業が、仮に「売上管理」で多くのトラフィックを獲得していたとします。ユーザーにとって売上管理の悩みはあるものの、そこから「名刺管理」へとソリューションが直結しないケースがほとんどでしょう。

    そうした流入をなるべく取りこぼさないよう工夫する場合、記事の内容や、導線の工夫でユーザーをCVに近づける施策も選択肢としてはありますが、購入や問合せへの中間CVポイントを設けることも効果的な施策です。

    例えば、ホワイトペーパーのダウンロードによる、顧客リストの獲得などがわかりやすい例として挙げられます。

    SEO HACKSにおける中間CVポイントのご紹介

    オーガニックからの流入の還元を、問合せ・購入だけでなく、顧客リストの獲得に置き換えることで、見えてくる成果・ユーザーの行動も変わり、獲得した顧客リストの活用次第では次の施策も考えられるでしょう。

    まとめ
  • そもそもCVのポイントとコンテンツとがかなりの「距離」があるケースが存在する
  • 中間CVとして、ホワイトペーパーやメルマガ登録、電話相談などを設置することで最終的なCVへとたぐり寄せる施策も検討してみる
  • 総括:本来の価値・成果を意識して、次のアクションにつなげましょう

    SEOで見るべきは順位や自然検索流入セッション数だけではなく、売上への還元率や、ブランディングの寄与も当然のように見るべきであると私たちは考えます。

    その辺りを大切にしたいと考えつつも、ついつい順位や流入ばかり追ってしまい、SEOでの指標の立て方や、キーワードマッピング、効果検証において不安な方々もいるでしょう。その場合は記事中にも何度か記載しましたが、改めて求めているユーザー像を明確にし、喚起したい行動をもとにKPIや成果指標の設定をすることで本来追いたい価値は何かを再認識することを強くオススメします。

    「コンテンツSEO 効果なし」その判断早いかも?注意点と”効果測定”の捉え方ナイル株式会社 - SEO HACKSで公開された投稿です。

    サービスサイトのSEOを成功させるための「4つの心得」

    こんにちは、Webコンサルティング事業部でコンサルタントをしている平塚です。最近はMFIや日本語アップデートの件が世間では賑わってますね。そんな世間の波には乗らず、今回はサービスサイトをテーマにお話します。

    自社のサービスサイトやブランドサイトを運営している方の中には、SEOでの集客が不可欠と考えている方もいるでしょう。弊社にお問い合わせをくださるお客様の中にはサービスサイトのSEOについてのご相談も多々ありますが、「前提として知っておいてほしい」ことをご契約前にお伝えしています。

    今回は、サービスサイトのSEOを行う・外部に依頼する上で良くある『つまづき』を防ぐために知って欲しい「心得」を、弊社のサービスサイトであるSEO HACKSを例に交えて解説します。

     

    サービスサイトとは?

    本題に入る前に、前提として今回テーマとするサービスサイトは以下のようなサイトを想定しています。

    SEO HACKSのTOPページ

    ※弊社で事例紹介させていただいているクライアント様のサイトです。詳しくはこちらをどうぞ

    今回お話するサービスサイトとして想定しているのは、「企業などが提供する、Web上で自社商品やサービスの購入・問い合わせを行なえるWebサイト」のことです。

    例えば弊社のSEO HACKSはコンサルティングサービスの導入の問い合わせができるサービスサイトですし、上記のライオン様のブランドサイトも自社商品の購入をWeb上で誘導するためのサービスサイトと言えます。(※明確な定義が出来るものではありませんので、今回はかなりざっくりとした分類をしております。)

     

    サービスサイトでよくある集客上の課題感

    サービスサイトを運営されている方々は、このような課題感を抱えていることが多い印象があります。

    • SEOを考慮したサイト設計にしたはずなのに、いまいち検索経由の集客の母数が増えてない
    • 自社サイトよりも、アフィリエイトサイトやECサイトのほうが圧倒的に成果が出ている
    • 上位表示したい「とあるビッグワード」の順位がまったくつかない
    • 潜在的なユーザーが検索するようなキーワードから流入してほしいが、なかなか成果が出ない

    この記事がこれらの課題感に対するなにがしかのヒントになれば嬉しいです。

     

    サービスサイトの特性・役割

    さて、サービスサイトの役割はなんでしょう?サービスサイトの役割は様々なものがあるかもしれませんが、一番重要な役割は「自社サービスの情報を正しくユーザーに伝えること」です。

    サイトによって、ブランドの認知、商品の購入、問い合わせなどゴールポイントは異なってきますが、

    • 企業情報
    • サービス、商品内容
    • 価格や他社商品との違い

    などの情報は最低限掲載しているはずです。だって商品やサービスのことが全然具体的に書かれていないのに、そのサイトで購入しようとは思いませんよね?

    またサービスサイトの役割上、掲載できる情報に限りがあるため、データベースから大量のページを生成する賃貸情報サイトや求人情報サイトのようなポータルサイト、記事を大量に保有するニュースメディアサイトに比べてサイト規模が小さくなる傾向にあります。

     

    参考:ナイル流、SEOの方程式

    ここからの話に大きく関わってきますので、簡単にご説明します。

    seoの方程式

    参考:2015年、確実に成果を出すためのSEOの方程式

    SEOでは、この方程式で言う右辺の絶対値を増大させることにより検索トラフィックを伸ばすということを意識しています。

    右辺の「Web資産の総量(コンテンツ + リンク) 」×「資産価値(リンク × 品質 ÷ コンテンツ)」×「コンテンツの検索需要の総量 」は、SEOの基礎体力であり検索流入量の上限値とも言えます。この数値が増えればSEOで得られる成果の絶対量が増えるということです。

    一方、右辺の「キーワードの最適化(0~100%)」「サイト仕様の最適化(0~100%) 」はあくまでも「SEOにおける基礎体力≒資産」を効率よく検索流入に転換するものであって100%以上大きくすることはできません。

    この方程式で何が言いたいかというと、サービスサイトはコンテンツの絶対数が少ない(≒資産が少ない)傾向にあるため、「キーワードの最適化」「サイト仕様の最適化」によるテコは効きづらいということです。

    長くなりましたがこれらの前提を元に、本題の「サービスサイトのSEOを成功させるための4つの心得」について解説します。

     

    心得1 : 商品名やサービス名が含まれるキーワードを逃さない

    当たり前と思われるかもしれませんが、自社の商品名やブランド名、サービス名等のいわゆる指名検索においては、1位に表示されるようなサイト・コンテンツ設計にすることが望ましいです。

    こういった指名検索はユーザーが自社を利用する意欲の一番高いキーワードにあたりますが、上位に表示されていないだけで、大きな取りこぼしを起こしてしまう恐れがあります。

    例えば健康ドリンクの自社製品名でアフィリエイトサイトやECサイトなどの他のサイトが上位表示されていて、自社サイトは1位表示されていないというのは感覚的にみても喜ばしい状態ではないでしょう。一見当たり前のように思いますが、お問い合わせをしてくる方の中には、ビッグキーワードを重視しすぎていて、自社のサービスや商品名を蔑ろにしてしまっているケースもたまに見受けられます。

     

    指名検索におけるSEO施策

    基本的な情報は網羅させることはもちろんのこと、自社商品のことをどこよりも詳しく、わかりやすく書くことを心がけて下さい。もちろんこれはSEOの文脈で考えずとも、未来の顧客となりうるユーザーに自社商品のことをより知ってもらい、購入してもらうために必要なことです。

    また、サービス名や商品名などの指名検索では、サイトトップや商品ページへユーザーがランディングする可能性が高いため、そこからの導線をしっかりと設計しておくことが大切です。

    SEO HACKSの場合だと「SEO HACKS」や「ナイル SEO」といった指名検索キーワードで、トップページにランディングするため、「私たちの特長」「事例」「サービス」「会社紹介」など、ユーザーの方々がそれぞれ気にするであろうポイントへの導線を確保しています。

    中でも、SEO戦略設計・運用コンサルティングのサービス紹介ページでは「SEOにおける課題感」から「私たちの特長」「クライアント様事例」「サービス内容」、「お出しする資料の例」までお客様の求めている情報は全て網羅的に掲載することを心がけています。

    SEO HACKSのサービス情報

     

    自社サービスサイトにどう活かすのか

    • 指名検索キーワードとランディングページを想定してページやコンテンツ設計を行う
    • ユーザーが気にするであろうポイントについてページの中で言及する
    • ユーザーが他に知りたいであろう情報への導線を確保する

    以前はWebサイトは営業ツールの一つに過ぎなかったため、特に営業力のある会社だと「詳しい内容は営業担当が説明に行くのでまずは問い合わせしてくれ」というスタンスでWebサイトの情報が簡素な場合が多いです。また最近ですとレスポンシブウェブデザインでスマートフォンにあわせて作っているため、かなりシンプルなWebサイトが増えている印象があります。

    単純に上記のようなWebサイトが悪いというわけではなく、今のユーザーはWeb上で情報収集して、比較検討してから問い合わせることが当たり前になっているため、そもそも情報が少なすぎて、または情報はあるけど導線がないためユーザーに見てもらえず、比較検討の土台に乗らないという自体を防ぐことが大切です。SEO云々のためだけではなく、考えてみれば当たり前のことですね。

     

    心得2 : SEOの内部チューニングの効果に過度に期待しない

    titleの調整、内部リンクの追加、細かいHTML上の最適化…など、いわゆるSEOの基本的な要件を満たすことだけで、大きな成果を生むことはありません(もちろんできるだけ満たされた方が良いです)。

    先ほどもお伝えしたとおり、内部チューニングは先ほどの図で言う、サイトの価値を100%正しく検索エンジンに伝えるために行う「サイト仕様の最適化」に当たります。

    SEOの方程式_内部チューニング

    内部チューニングはサイトの価値を100%検索エンジンに伝えることは出来ても、150%、200%の価値を出すようなことはないでしょう。

    コンテンツ量が大きいWebサイトの場合内部チューニングによるテコが効きやすいですが、ページ数(≒コンテンツ量)が少ないWebサイトの場合、内部チューニングによる大きな効果は期待しづらい傾向にあります。

    前述の通り、サービスサイトはその特性上自社の情報がメインとなり、ページ数が少なくなる傾向にあります。なので、競合性の高いビッグキーワードなどで上位表示するためには、内部チューニングだけではなく、上質なコンテンツの追加や被リンクの獲得など継続的な積み重ねが必要です。

    自社サービスサイトにどう活かすのか

    • まずは内部チューニングの対象となるページやコンテンツを増やす
    • ページが少ない分、一つひとつのページのチューニングにこだわる
    • 重要ではないページのチューニングに工数をかけない

    心得3 : 単体ワードやビッグワードでの上位表示だけを目標にしない

    「化粧水」「育毛剤」「虫歯」のような、このユーザーは何を思って検索してきたのか?という検索意図が見えづらい単体キーワードは「虫歯 痛みを抑える方法」のようなキーワードに比べて抽象度が高いため、情報の網羅性やサイトのドメインパワー等が関わってきます。

    サイトの情報を充実しサイトの価値を高めていけば、長期的に見て狙っていくことは可能ですが、それだけを目標にするとなかなか成果が見えず取り組みのしがいも無いでしょう。

    あくまで大目標の一つと決め、長期的に追っていくようにしましょう。

    例えばSEO HACKSは「SEO」という単体かつビッグワードでSEO(検索エンジン最適化)とはというコンテンツが1位に表示※しています。これは主に2つの取組みが功を奏したためです。

    ※2017年2月12日現在

    「SEO」での検索結果

    ※ナレッジグラフでも表示されているため、広告を除いて実質1位と2位に表示されています

    参考:ナレッジグラフとは

    ランクインページの情報の網羅性と量

    このコンテンツはそもそも「SEO」で上位表示するために作成・チューニングされた記事です。そのため、情報の「網羅性」と「量」を意識して作られています。SEOを語る上で必ずついて回る要素を含めることで、抽象度の高い「SEO」というキーワードで評価されやすいコンテンツとなっています。

    また、SEOについて一般的に解説する、どこにでもありそうな普遍的な情報ではなく、ナイルだからこそ言えること、伝えたいことを盛り込んだ、オリジナリティのある読む価値のあるコンテンツにすることを心がけています。

    SEOとはのコンテンツ構成要素

     

    サイト全体の価値(ドメインパワー)

    サービス情報以外のノウハウ情報をコンサルタントが発信することでコンテンツの質と量を担保しています。継続的に情報発信を行うことで被リンクを自然に獲得し、それがサイトの価値となっています。

    もちろんこれは「SEO」で上位表示するための取り組みのためだけに取り組んだわけではありません。SEOを気にかけるようなユーザーはどういった検索をするのか、それに対するアンサーをSEO HACKSに準備することによって、結果的にドメインの価値を高まったことによって「SEO」で上位表示しているといえるでしょう。

     

    まとめますと、もちろん狙いたいキーワードが難易度の高い単体ワードやビッグワードの対策はおこなうとしても、それだけではなくユーザーに自社のサービスがなんたるか、サービス(とその周辺の情報)に対する情報やスタンスを伝えるために懇切丁寧にページを作った結果として、上位表示したといえます。

    なので狙ってすぐにどうにかなるものではなく、本当に上位表示を目指したいのであれば虎視眈々とサイトの価値(≒上質なコンテンツ)を積み上げていく必要があります。

    自社サービスサイトにどう活かすのか

    • 単一ワードやビッグワードで検索するユーザーが期待している「情報の網羅性と量」に応えるコンテンツを用意する
    • ページ単位ではなくサイト全体、ドメイン自体を強くする取り組みを継続的に行う
    • 他では手に入らない、自社独自の見解や価値を提供する

     

    心得4 : 潜在層向けに広くキーワードから流入を得たいのであれば、コンテンツを作り込む

    上述したようにポータルサイトや比較サイトなどの比べると、サービスサイトは保有ページ数や掲載できる情報に限りがあるため、潜在層へ認知をいかに広げていくかということは、特に重要な事です。

    SEOはそういった潜在層に自社サービスを知ってもらうための有効な手段です。いわゆるコンバージョンに近いキーワードやビッグキーワードでは狙えないような潜在層から流入を獲得し、サービスを認知してもらうのであれば、広くキーワードを狙いに行く必要があります。

    SEOのことを知っている方ならご存知かと思いますが、ユーザーの問いかけ(キーワード)に対する答え(コンテンツ)を自社サイトに持っていないと、そのキーワードから流入を得ることは出来ません

    サービスに直接関係ないキーワード、例えば「Google アルゴリズム」のようなニーズが若干離れるキーワードを広くとりにくのであれば、自社のサービス情報だけじゃフォローしきれないパターンがあるはずです。

    SEO HACKSでいえば、Googleのアルゴリズム更新の一つであるベニスアップデートは確かにターゲットユーザーが調べそうなキーワードです。しかし弊社のSEOサービスの情報では拾えません。だから、用語集であったりブログを更新してそういったキーワードを拾いに行くということを行っているわけです。

    ただ自社情報やサービスの情報を掲載するだけではこのような広いキーワードは取れません。

    ※自社サービスの需要が高いキーワード群ではないので、あまり直近の売上貢献になることは少ないです。

    SEO HACKSの順位データ

    自社サービスサイトにどう活かすのか

    • 潜在ユーザーが検索するであろうキーワードまで広く考える
    • キーワードに対応するコンテンツを用意する(用語集、よくある問い合わせ、ノウハウなど)
    • 潜在層向けコンテンツで流入してくるユーザーにすぐのコンバージョンを期待しない

    上記のようなコンテンツを作る際にありがちなのが、検索ボリュームのあるキーワードからひたすらコンテンツを作っていく手法です。もちろんケースによっては成果がでるので必ずしも間違っているやり方ではありませんが、検索ボリュームだけを基準に考えてしまうと、検索ボリュームには表れない顧客になる可能性があるユーザーニーズを見逃してしまうかもしれませんので注意が必要です。

    (※検索ボリュームの考え方についてはこちらの記事がおすすめです)

     

    SEOとは検索エンジンを通したマーケティングの取り組みである

    お伝えした4つの心得はサービスサイトを検索経由の集客を見込んだ運営、設計する際はぜひ意識していただきたいことです。SEOに対して過度に期待することも、消極的に考える必要もありません。長期的にユーザーの求める情報を積み上げていけば、サービスサイトにおいてSEOによる成果を出すことはそう難しいことではないでしょう。

    …余談ですが、SEO不要論は定期的に話題に上がりますね。

    今回解説した内容とも繋がりますが、『SEOとはいわゆる内部対策によって「検索エンジンに評価してもらう」だけのもの』という認識だと、確かにSEOは不要と取られても異論はありません。

    そうではなく、『SEOとは検索エンジンに正しくサイトを理解してもらうことだけではなく、「顧客に対してキーワードレベルでニーズを把握し、それに答えるコンテンツを用意する」ことでサイトの価値を高め、検索結果でより見つかりやすいサイトに構築していくためのマーケティング手法である』という認識を持っていただければ、自ずと今回解説した4つの心得の意味もお分かりになるかと思います。

    自社のサービスサイトが何のために存在していて、どういう人達にどんな情報を提供すればいいのか一度立ち止まって考えてみて、SEOに取り組んでいただければ幸いです。

     

    告知:2月28日にセミナーを実施します

    2月28日に弊社コンサルタントの藤沢が、コンテンツを制作してSEOで成果を出したいWeb担当者様向けのSEOセミナーを行います。

    今回のお話した『心得4:潜在層向けに広くキーワードから流入を得たいのであれば、コンテンツを作り込む』ともつながるお話ですので、ここまで読んでいただいた方の中で、SEOの成果につながるコンテンツ制作についてより深く学びたい方は、ぜひお越し下さい。

    【法人限定】コンテンツを制作してSEOで成果を出したいWeb担当者向け 検索ユーザーを理解したコンテンツ発信で成果に繋げるためのSEOセミナー

    サービスサイトのSEOを成功させるための「4つの心得」ナイル株式会社 - SEO HACKSで公開された投稿です。

    新規サイト公開時・リニューアル時のSEOで注意すべき”つまずき”と対策

    ナイルの梅田です。先日モバイルファーストインデックス(以下、MFIと記載)についての公式発表があり、それを受けてサイトのリニューアルをお考えの方も多数いらっしゃるのではないでしょうか。

    (MFIについてはこちらをご覧ください:モバイルファーストインデックス(MFI)のGoogle公式情報と、不安な方のための事前準備と対応手順(仮))

    実際にリニューアルが必要になるのかどうかは、MFIが施行されてからその影響度合い次第になるかとは思いますが、いざ大規模なサイトリニューアルをしたり、これから新規サイトを公開するとなった際に絶対に失敗したくないですよね。

    「リニューアルで大きくサイトの仕様を変更するので、検索結果の順位や流入が落ちないか不安」

    「サイトの公開を控えているが、公開に当たって事前に注意しておくべきことはないだろうか」

    「リニューアルしてから何故かオーガニックの流入が減ったが理由がわからない…」

    実際、上記のようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。今回の記事では、サイトリリースやリニューアル時に何に気をつけておくべきなのか、過去に問い合わせが多かった事例をピックアップしながらお話します。

    (過去のケースに基づいてご紹介するため、すべてのケースで同様に対応すれば正解になるとは限りませんのでご留意ください。また、中には当たり前に思う施策項目もあるかもしれませんが、敢えて取り上げているのは、実際にそういった失敗ケースが多いからです。)

    ① URL変更が伴うサイトリニューアルで、リダイレクトを誤ってしまったケース

    ②サイト公開後、検索エンジンからクロール・インデックスされなくなってしまうケース

    ③JavaScriptでの実装により、適切にクロール・インデックスされなくなるケース

    ①URL変更が伴うサイトリニューアルで、リダイレクトを誤り自然検索流入が減少してしまったケース

    検索エンジンに対してサイトの評価を引き継がせるために設定する転送設定(リダイレクト)ですが、設定を誤った場合、各ページに対する評価がリニューアル前よりも低下し、自然検索流入を減少する場合があります。

    リニューアルにおけるリダイレクト設定の前提

    検索エンジンは通常URLごとにページを評価しています。

    GoogleはURL毎にページを評価します

    そのため、ドメインやURLの変更を伴うサイトのリニューアルの場合、新旧URLの関係性をリダイレクト設定を通して検索エンジンに示すことが重要です。適切に設定さえすれば、評価が著しく下落することは通常ありません。

    しかし、ページごとに関係性を示さなかった(適切にリダイレクトが設定されなかった)場合は、URLごとに積み重ねていた評価をを適切に引き継ぐことが出来ず、順位下落や流入減少になってしまう場合が多くあります。

    よく見られるリダイレクトの実装”ミス”

    ここでよく見られる、流入が落ちてしまうケースとしては、そもそもリダイレクト設定をしていなかったり、リダイレクトの対応を本来であれば1対1で行うところを、一つのページにまとめて実施してしまうケースです。

    301リダイレクトを一つのページに設定した場合適切に評価を引き継げない場合があります

    実際、『個別ページ同士でのリダイレクト設定はせずに、個別ページからトップページやカテゴリページに一括でリダイレクト設定をしたり、新サイトにない旧サイトの不要なページは工数の関係でリダイレクトしなかったことで、個別ページで獲得していたトラフィックが大幅に減少してしまったケース』などのお問合わせは多々あります。

    どのようにリダイレクト設定すればいいのか

    そうした順位下落を未然に防ぐためにも、301リダイレクトの設定をURL毎に1対1で設定していき、移転先を検索エンジンに適切に伝える必要があります。

    301リダイレクトは対応するURL毎に設定します

    実際にあったケースとしても、先に述べたような複数の個別ページをまとめてリダイレクトしてしまったことで流入減少したサイトが、その後リダイレクトの処理を改めて個別ページ同士に実施した結果、下記のような推移によって自然検索順位とともに流入も徐々に回復したことがあります。

    301リダイレクトを誤って設定した前後の流入数値図

    【ポイント】 URLの変更が伴うリニューアルにおいては、極力1対1でリダイレクト設定を行う

    方法としては、旧サイトのディレクトリをまとめ、各ディレクトリ毎の新規サイトへの対応表を作成するなどのURL毎にリダイレクトを実施することが良いでしょう。(ここまでちゃんと対応表を作っても、特定ページでのリダイレクトが誤ってしまうという場合もあります。)

    301リダイレクトを行う際に活用する新旧URL対応表抜粋

    【補足】なるべくリダイレクトを新旧URLごとに1対1で設定することを推奨していますが、URLが1対1ではないケースも多くの場合あるかと思います。その場合でも、元のページの価値をなくさないためにも、関連するページに対してリダイレクト設定を行うなど、個別に対応を検討するのが良いでしょう。

    ②サイト公開後、検索エンジンからクロール・インデックスされなくなってしまうケース

    検索エンジンは、重複した内容のコンテンツや「低品質」コンテンツを、ユーザーに価値を提供しないコンテンツとして認識して評価を下げたり、検索結果から除外することがあります。

    参考:パンダアップデートとは

    >2013年3月以降は通常のアルゴリズムに統合され、今ではアップデート処理が自動化されています。 >サイト運営者やSEO関係者がパンダ・アップデートによる順位下落に気付く事もまた難しくなってきています。

    今回は大量のデータを扱うサイト(求人や不動産、ECサイトなどのように他サイトとまったく同じ情報を掲載しているサイトや、他からデータを引用しているサイト)で多く見かけるケースで、サイト公開時に検索エンジンから多くのページを低品質コンテンツとして認識されてしまい、クロール・インデックスが伸び悩んだものをご紹介します。

    同じようなページを持つサイトを検索エンジンは評価しない傾向にあります。

    いくつかこういった事例を見てきましたが、傾向としては、サイト公開後数ヶ月以上経過してもオーガニックの順位と流入がほとんど指名検索以外ない状況などがよく見られます。

    どのサイトもサイト構造や内部の技術要件(titlemeta descriptionの設定、内部リンクURLの正規化noindex設定など)はSEO上問題なく、ユーザーにとっても問題なく使いやすいサイトでしたが、全体のページ数に対してインデックス率が圧倒的に少ない問題に直面していました。

    原因としては、サイトが条件ごとの一覧ページを何百万と一度にインデックス対象として公開し、なおかつ重複した情報が多くの一覧ページに存在していたため、データベースから引っ張ってきただけの、同じようなコンテンツ(=低品質コンテンツ)の多いサイトとして「パンダアップデート」の順位下落対象のサイトとなったことが予想されます。

    こうしたサイトのGoogleクローラーのアクセスログやインデックス状況を分析してみると、トップページや個別にコンテンツを作っている記事ページへのクロールはあっても、母数の多い詳細ページや、それらをリストにまとめた一覧ページが全然クロールされてなかったり、反対にインデックス数がそれなりにあるのに重要度の高くないページばかりがインデックスされ、本来評価してほしいページがインデックスされていない、といった事例も見られました。

    【ポイント】 多数のデータを扱うサイトのリニューアルでは、重複コンテンツ・低品質コンテンツとみなされうるページには細心の注意を払う

    特にECや不動産、求人検索サイトなどの大量のデータを扱う大型サイトでは、オリジナルのコンテンツ不足が原因で上の問題が発生することが多々あります。

    テキストコンテンツを一覧ページに挿入するなど、各ページのオリジナル性を高めることが対策として考えられますが、実際はそれほどリソースがない場合がほとんどでしょう。

    そのため、下記のような対策が考えられます。

    ①なるべくSEO上必要のないURLを生成しない

    ②(①が困難な場合)段階的にサイト全体をクロール・インデックスさせる

    対策案①:なるべくSEO上必要のないURLを生成しない

    今回のケースの問題点は、大量に同じような一覧ページが生成されてしまう点にあります。そのため、検索ニーズのあまりないキーワードに対応するページ(例.ニッチすぎるこだわり条件別ページなど)はURLをなるべく生成しないようサイト設計段階から配慮することで、そもそものクロール・インデックス対象を少なくする工夫が重要となります。

    【対策①】検索ニーズのないページに関しては極力インデックスを制御する

    対策案②:(①が困難な場合)段階的にサイト全体をクロール・インデックスさせる

    ①が実現困難な場合、生成された大量のページを過度にクロール・インデックスの対象としないことが重要となりますので、オリジナル情報が多いページからまず公開し、その後段階的にサイト全体を検索エンジンにクロール・インデックスさせるように順次開放していくことが選択肢としては考えられます。

    【対策②】大型サイトにおける段階的インデックス開放手順の図

    【補足】今回の問題に関しては他にも個々の状況に応じた施策が考えられますので、クロール・インデックスに不安のある方は、是非一度ご相談ください。

    参考:重複コンテンツによって生じる問題とその対策

    ③JavaScriptでの実装により、ページが適切にクロール・インデックスされなくなるケース

    以前に比べGoogleは、JavaScriptで実装されたページのコンテンツ内容を理解出来るようになっていると言われていますが、JavaScriptで構築されたリンクやフォーム形式で取得するコンテンツに関して、すべての場合で適切にGoogleが情報を処理できているとは限りません。

    レスポンスの速さやユーザーの使いやすさを重視して、JavaScriptでの絞り込み検索機能の実装や、コンテンツ表示などを実施しているサイトも多いでしょう。

    ただSEOを鑑みた場合、やはり検索エンジンに対して適切にページ内容がクロール・インデックスされるよう配慮しないと、ページ内のコンテンツをクロール・インデックスされず、検索順位が安定しない・もしくは全く向上しないなどのケースがあり、よく注意する必要があります。

    【ポイント】JavaScriptの実装を採用する場合は、リンクとコンテンツに注意して実装する

    ただ、JavaScriptで実装されているサイトでもコンテンツ・内部リンクを適切に検索エンジンにクロール・インデックスさせることは可能です。

    実際、海外ではAjaxを積極的に取り入れつつ、ユーザーの使い勝手やサイト速度と、検索流入を両立させているサイトも多数あります。(AjaxとはWebブラウザに実装されているJavaScriptのHTTP通信機能を使って、非同期通信とインターフェイスの構築を行う技術の総称です。Ajaxに関する解説は今回省略させて頂きますが、要は「必要な情報だけ先に取得することで、いちいちすべてのページ情報の読み込みを待つ必要がなく、かなり早くコンテンツが見られるようになる」技術です。)

    jabong

    例えば、インドの大手ファッションECサイトJABONGでは、Ajaxによる実装を積極的に取り入れ、より良いユーザビリティの実現と検索流入獲得を両立させています。

    まとめ:新規サイト構築やリニューアル時には”つまずき”を予め把握しておくことでリスクを未然に防ぎましょう

    以上、よくあるケースをピックアップし、サイトローンチ・リニューアル時の注意事項と、リスクをまとめました。上のように解決策は個別のケース毎に異なります。良かれと実施した施策が検索エンジンに評価されずに、知らないところでクロール・インデックスの問題などを受けてしまう可能性もありますので、事前につまずきを把握することで自然検索でのトラフィックの安定した獲得を目指しましょう

    ここまでご紹介した事例もあくまでよくあるケースに過ぎないので、それ以外にもでも原因の特定ができずに、流入が伸び悩んでいるケースもあるかと思います。

    もし、今回述べたケースに似ている問題を抱えている方や、またそれ以外にも理由がわからない状況に直面している方などは是非一度ご相談ください。

    最後に:SEOセミナーを開催します。

    2016年12月15日に、弊社コンサルタント、藤沢佑介がセミナーを開催します。

    自社の強みで差別化したい経営者向け「1年でセッション数388%UP ◯◯なコンテンツを公開して売上UPする方法」というテーマで実際のクライアント様サイトでのSEO施策事例を徹底的にお伝えします。

    今回は、実際のお客様にゲストとしてご登壇いただき、担当したお客様で結果を出し続けた弊社コンサルタントの藤沢佑介の、成果にコミットし続けたSEO施策をご紹介します。

    SEOの基本から、実際に行った施策まで事細かにご紹介いたしますので、初めてご参加される方でも安心していただける内容です。

    独自のサービス・オリジナル商品を扱っている経営者の方や、自社オリジナル商品を扱うサイトを運営されているWeb担当者の方にご参加頂きたい内容となっておりますので、是非ご参加ください。

    新規サイト公開時・リニューアル時のSEOで注意すべき”つまずき”と対策ナイル株式会社 - SEO HACKSで公開された投稿です。

    【ペンギンアップデート4.0実施】今見直しておきたい。SEOにおける『良い被リンク』『悪い被リンク』の見分け方

    ペンギンアップデートが先月ついに更新され、SEO界隈では世界的に大きな話題となっています。

    Web担当者の皆様の中には、計測しているキーワードで自社サイトや競合サイトの大幅な順位の変化が見られ、「自分のサイトはペンギンアップデートの対象?もしかしてすでに影響を受けている?」と心配な方もいるかもしれません。

    そこで今回は、これを機に被リンク(外部リンク)を見直しておきたいと思っているWeb担当者様向けに、サイトの資産となる「良い被リンク」と、検索エンジンにスパムとみなされるような「悪い被リンク」とはそもそも何で、どう見分ければいいのか?という点についてキホンから解説したいと思います。

    ついにペンギンアップデートがリアルタイム更新に

    Googleから公式にペンギンアップデートのコアアルゴリズムの一部に組み込まれ、今まで人間の手が必要だった更新が、自動で継続的に処理を続けるアルゴリズムに組み込まれたとの発表が2016年9月13日にありました。

    参考:Penguin が Google のコア アルゴリズムの一部になりました

    このアップデートはスパム行為やウェブマスター向けガイドラインに著しく違反しているWebページに対して取り締まる検索アルゴリズムアップデートで、主に順位操作を目的としたスパムリンクなどが対象になります。

    参考:ペンギン・アップデートとは

    補足:今回のペンギン更新は、スパムをペナルティではなく無効化?

    今回のペンギンアップデートは、リンク発信元(被リンク元)ページを分析することで、不適当(スパム・低品質)なリンクを検出した際は、無効化(無視)・もしくはリンクの価値を下げる事が可能になったという情報が入っています。これは特定のサイトの評価を下げるためにわざとペナルティになりそうな人工リンクを貼る「ネガティブSEO」に対応するためというのもあるでしょう。

    参考:ペンギン4.0の更新から1週間たって判明したこと――ペナルティではなく無効化、ネガティブSEOを防げるか?、ペンギン3.0からのリカバリなど
    参考:Google Penguin looks mostly at your link source, says Google

    ペンギンアップデート4.0がロールアウトされたとはいえ、「ネガティブSEO」の対策などGoogleは被リンクの扱いについてまだ課題を抱えていると思われます。「うちは人工リンクやってないから関係ないや」とGoogle任せにせず、被リンクのチェックは今後も定期的にしておくべきでしょう。

    Search Engine Landより抜粋:

    Google is often criticized for how it handles spammy links, but columnist Ian Bowden believes this criticism may be unfair. Here, he takes a look at the challenges Google might face in tackling the ongoing issue of paid links.

    引用元:Give Google a break: Tackling paid links is harder than you may think

    まだアップデート内容の全貌が見えきっていないところもありますので、引き続きこのトピックには注意を払っておく必要がありそうです。

    これを受けて、どのように対応するべきか

    大多数のWeb担当者は今回のアルゴリズム更新をうけて、心配するべきことは無いはずです。しかし過去にスパムをやっていたサイト、現在も有料リンクなど人工的なリンク(スパムリンク)を利用しているサイトの管理者は対処が必要です。

    また本人が知らないだけで、過去の担当者がスパムリンクを使った施策を行っていた可能性や、知らず知らずのうちにSEOに悪影響を与えうる低品質なリンクが多数付いていてサイトの評価が下げられていた…なんてケースもゼロではありません。

    一度自社のサイトについている被リンクをチェックし、そういったペンギンアップデートの対象になりうるスパムリンクや低品質な被リンクが無いか確認することをおすすめします。(「うちのサイトってどんなリンクがついているんだろう」と確認し、今後の被リンク構築の役に立てる良い機会にもなるはずです)

    ところでなぜ被リンクって評価対象になるの?

    念のためおさらいです。被リンクが評価対象になる理由は、検索エンジンがWebサイトの価値を知るために必要な「ユーザーはこのコンテンツをどう評価してるの?」という要素は、検索エンジンがコンテンツの価値をコンテンツを見ただけでユーザーと全く同じように認識できることがない限り回避できないからです。
    (他のWebサイトから参照されるコンテンツは、人間にとっても「信用に足るコンテンツである」という判断の助けになるはずです)

    リンクを評価する仕組み

    検索エンジンが被リンクを重要視しなくなっているとの話題がちょくちょくあがりますが、上記の理由からしばらくは被リンクがSEOにおいて重要な要素となるでしょう。

    Googleも『バックリンクの関連性をなくした検索結果を実験的に作った際、検索結果の品質はものすごく悪く見えた。』との発言も以前ありました(2014年の話ですが)
    参考:バックリンク評価なしの検索結果をGoogleは作っているか?

    じゃあGoogleが低品質・スパムとみなす「悪い被リンク」ってどんなリンク?

    担当者の皆様の中には、自社の付いている被リンクが良いものなのか、悪いものなのか判断することが難しいという方もいるでしょう。

    そこで、悪質・低品質な被リンクのパターンと、弊社で精査を行う際に用いる判断基準を紹介します。

    参考:リンク プログラム – Search Console ヘルプ

    順位操作を目的とした人工リンク

    ご存知の通り、今回のペンギンアップデートで検索エンジンに評価を下げられるメインの対象となるのがこの人工リンクです(有料リンクもここに含まれます)。

    『自社でリンクを購入する』以外でも、自覚せず人工リンクをつけてしまったり、他のサイトのスパムリンクに巻き込まれている(スパムリンクが怪しまれないように、他のサイトにもリンクを飛ばす手法)可能性などもあるので、一度はチェックしておくことをおすすめします。

    人工リンクのパターンのなかで、わかりやすい一例をまとめると、次のような感じです。こういった順位操作を目論んだと思われる被リンクが沢山ついているようでしたら、順位下落のリスク回避のために否認ツールを用いてGoogleに否認申請を出すべきでしょう。

    アンカーテキストに「◯◯ 求人」など不自然なほど対策キーワードの入っているリンク

    こういったリンクが大量についているようでしたら、人工リンクを疑いましょう。
    ※ただし、サイト名に対策キーワードが含まれている場合はその限りではありません(例えば弊社のSEO HACKSの「SEO」もそうですね)

    リンク例:アンカーテキストに対策キーワードを入れた、内容も不自然な記事
    スパムリンクの例

    大量の相互リンクが形成されたリンクネットワークからのリンク

    別名「リンクファーム」とも呼びます。ページを相互に、かつ大量にリンクしているWebサイトのことを指します。以前はブラックハットな施策として広く使われていたこともあるので、前任者が登録したそういったリンクが大量に残っている可能性もあります。

    リンクネットワーク

    相互リンク集や、ディレクトリ登録型など明らかに順位操作目的と思われるサイトからのリンク

    関連性のない、不特定多数のサイトが相互にリンクし合うこと自体が悪いわけではありませんが、いわゆるリンク集からのリンクが全体の被リンクの大半を占めているようであれば注意が必要です(目的が不明の怪しいリンク集はもってのほかです)

    またリンク集を自動生成するような仕組みを用いたディレクトリ登録型からの被リンクも、Googleに低品質リンクとみなされる可能性があります。

    その他人工リンクの例

    ウィジェットやバナーに埋め込まれたリンクや、背景に隠れていたり、画像の裏に設置されているような隠しリンクなどユーザーの目に入らない箇所にリンクが設置されているものも、順位操作を目的とした人工リンクといえるでしょう。

    ※ちなみにウィジェットに管理者が意図せずリンクを配置されるものを、ガイドライン違反にあたるとGoogleの公式ブログで発表がありましたので、詳細はそちらをご覧ください。
    参考:ウィジェット リンクについて覚えておいて頂きたいこと

    またサイト名やサイトURLのアンカーテキストになっている被リンクが過剰についている場合も、判断は難しいですが微妙な場合があります。

    人工リンクか否かの判断基準

    「明らかに関連性のない、順位操作を目的としていると思われるリンク」は基本的に悪い被リンクだといえますが、被リンクの良し悪しの判断に迷ったときは以下の点をチェックしてみて下さい。

    • アンカーテキストに対策キーワードが不自然に含まれているか否か ※求人サイトなら、「◯◯ 求人」など
    • リンク元ページのリンクの設置の仕方・サイト内でのリンクの置き方が文脈に合っているかどうか※それまでプレゼントの話をしていたのに、急にSEOの話をしたり、など
    • リンクの設置箇所が「相互リンク集」や「無料相互リンクサイト」「自動登録型検索サイト」などのページかどうか
    • そのサイトから過剰にリンクが設置されているかどうか
    • 被リンク全体を見たときに、目に余るほどこういったリンクが貼られていないか(例えば10万中2万リンクが疑わしい被リンクになっているなど)

    低品質・不自然なリンク

    人工的なリンク以外でも、いわゆる「低品質なリンク」が重荷になり、SEOに悪影響を与えている可能性もあります。どれだけ自社サイトに低品質リンクがついているか、チェックしておくべきです。

    • 海外の謎サイトからのリンク
    • 中身のないページや、(文章が成り立ってない等)明らかに内容が不自然なページからのリンク
    • 自社のコピーサイトからのリンク
    • アダルトサイトからのリンク ※注:時と場合によります

    上記のようなサイトからリンクを大量に受けている場合は警戒しておきましょう。場合によっては否認申請をGoogleに出す必要性もあります。

    ※余談ですが、関連サイトやパートナーシップサイトからのリンクも、やり方次第で意図せずネガティブ要因となってしまうケースがあります。弊社のクライアント様でも以下のようなリンクが付いていたせいで間接的に影響を受けていたという事例がありました。

    • ペナルティを受けている関連サービスやパートナーサイトからの関連リンクをもらっている
    • 関連サイトから対策キーワードを含むリンクが大量に付いている

    自社の他サービスサイトからの関連リンクやパートナーシップを結んでいるサイトからのリンクをもらうこと自体は一見自然な文脈なのですが、リンクのされ方が過度な場合や、リンク元サイトがペナルティを受けている場合は、ネガティブな影響を受けてしまっている可能性もあるため、一度確認してみることをおすすめします。

    リンクが貼られる理由が全くもってわからないサイトは要警戒

    基本的にリンクを貼られるには何かしらの動機があり、少なからず関連性があるはずです。しかし以上のような、リンクを見たときにひと目で違和感を覚えるようなサイトからリンクをされているようなら、もう少し注意深く被リンク元のサイトを見てみる必要があります。

    参考:被リンクのチェックの仕方

    一番正確に被リンクをチェックできる方法は、Googleサーチコンソールにある機能の「サイトへのリンク」(検索アナリティクスに格納されています)です。ここから被リンクのチェックをすることが出来ます。
    GSC

    詳細をクリックしていただき、「最新のリンクをダウンロード」を押すとデータをエクスポートすることが可能です。
    GSC_2

    また、被リンクを見るのに便利なサードパーティツールがいくつかありますので、こちらも見てみると良いでしょう。

    まず何から見ていいか…と思う方もいるかもしれませんが、チェックする時の最初の手がかりとしては、自社サイトへのリンクのアンカーテキストを見てみると良いかもしれません。

    アンカーテキストに対策キーワードが不自然に入っているリンクが大量にあるようだったら、詳しく見てみることをおすすめします。

    例えばSEO HACKSの被リンクのアンカーテキスト(Ahrefs調べ・一部抜粋)はこのような構成になっています。大体はSEO HACKSブログの記事名であったり、URLだったりしますので、この箇所だけで言えば怪しい被リンクはなさそうです。
    アンカーテキスト

    参考:否認の仕方

    悪い被リンクの否認のために、Googleのリンク否認ツールを用います。少し古い記事ですが、使用方法は変わっていないのでこちらをご参考下さい。
    リンク否認ツールの使い方・注意点・使用事例などまとめ

    じゃあサイトの資産となる「良い被リンク」って何?

    よく良質なリンクを構築しましょうという話に上がりますが、「良質なリンク」とは何でしょうか?リンクは人気投票のようなものと言われることもありますが、自然についた、より関連性があるものが良いリンクと言えるでしょう。

    やたら沢山関連性の低い被リンクがつくよりも、しっかりと自社サイトと関連性の高いサイトからリンクを獲得するほうが、SEOにとっても良いということです。

    例えば、航空券予約サイトが旅行系のメディアサイトからリンクをされたとしましょう。リンクの設置箇所が旅行系メディアサイトのハワイに関する記事の中で、ハワイの航空券予約サイトのページへリンクがあるのは自然な文脈ですよね。このような自然で関連性のあるリンクは、検索エンジンに評価してもらえる「良い被リンク」と言えます。

    逆に、求人系のサイトからのリンクをされたとします。場合によりますが「求人サイトからリンクされる良い航空券予約サイトだ」とは検索エンジンは思わないでしょう。よってこの被リンクは上述したサイトからのリンクの例と比べて、良い被リンクとは言えないかと思われます。
    ※上記はあくまで一例で、必ずしも悪いリンクではないので、削除や否認をした方がいいというわけではありません。

    関連性の高いリンクと低いリンク

    良い被リンクはどうやって獲得していくことが出来るか

    ユーザーがサイトをリンクする理由は様々です。例えば

    • 自分の意見の裏付けとして信ぴょう性の高いコンテンツにリンクする
    • 「説明めんどくさいから詳しくはここ見ておいて」とリンクする
    • コンテンツの引用元としてリンクする
    • 人に紹介したい良いコンテンツだからリンクする

    などがまず考えられます。

    全てに共通するのは、「このコンテンツを読んでおけば間違いないよね。」とユーザーに思わせるような信用に足る、人に紹介しても問題ないコンテンツであるということです。

    (実際、この記事でも幾つかの外部サイトにリンクしています。理由は「その記事を読んだほうが、読者の皆様にとって理解や納得が早まるだろう」と思ったからです。)

    例えばユーザーにとって「わかりやすい」「具体的である」「丁寧に書かれている」「独自性の高い」等のコンテンツを展開することが、良い被リンクを獲得できる鍵となります。

    SEO HACKSブログへのリンク例
    被リンク獲得事例

    リンク元ページ:wordpressのテーマを活用して自分の理想のサイトを作成しよう! | コンテアニメ工房

    この点については、このSEO HACKSの被リンク分析記事が参考になるかと思いますので、ぜひご覧ください。
    被リンクはどう増やす?SEO HACKS事例からみるリンク獲得方法

    リンク獲得の取組み事例

    「とはいえ、具体的にどうやってリンクを獲得すれば良いのかまだイメージできん」という方もいるかと思いますので、被リンク獲得の取組み事例(一部抜粋)を紹介します。
    ※もちろん、サイトによって適切なアプローチは変わります。あくまで一つの例として参考ください。

    被リンク獲得施策とりくみ

    まとめ:良くも悪くもやっぱり被リンクは重要

    ペンギンアップデートにサイトの運命を左右されるような、スパムリンクを用いたサイトを運営していなければ、今回のペンギンアップデートに注意を払う必要はありません。

    しかし弊社とご契約当初のクライアント様の中にも、「知らず知らずのうちに悪い被リンクが大量についていて、それが原因で順位が上がらなかった」というケースもゼロではありません。また、前任者が実は人工リンクを購入していたなんてケースも考えられなくはないので、気を付けておくに越したことはないでしょう。

    逆に、「良い被リンク」がどういったものかを知り、「なんでうちのサイトがリンクされているのか?どういったコンテンツがどこからリンクされているのか?」を研究することで、今後適切に被リンクを構築していくためのヒントになるかとおもいます。

    ユーザーにリンクしてもらえるような、SEOにとっても、ビジネスにとっても良いサイト・コンテンツを作っていくためにも被リンクの良し悪しを見極める力は今後より必要になってくるでしょう。

    【ペンギンアップデート4.0実施】今見直しておきたい。SEOにおける『良い被リンク』『悪い被リンク』の見分け方ナイル株式会社 - SEO HACKSで公開された投稿です。

    ベニスアップデートで流入低下→コンテンツSEOで全国からの集客に成功した美容クリニックの事例

    今回は東京都内で美容クリニックを運営されているサイトのSEOとコンテンツマーケティング支援によって、新規セッションおよび来院者の獲得に成功した事例をご紹介します。

    ※クライアントの都合上、具体的な業態やキーワードをぼかしています。ご了承ください。

    サイト概要・クリニック概要

    今回ご紹介するのはWebを集客のメインとしている、都内で美容系クリニックを営んでいるクライアントのサイトです。サイト内にはクリニックや施術メニューを紹介するコンテンツや症例集、スタッフ紹介やQ&Aのほか、施術の流れを動画で説明するコンテンツなども持っており、Web集客がメインの集客手段ということもあって、比較的コンテンツが充実しています。

    施術内容に関しても、他院とは少し異なるこだわった手法をとっており、クリニックのことを知っているユーザーは勿論のこと、遠方に住んでいる方が来院されることもあると聞いていました。

    来院されるお客様の多くは女性で「美しくなりたい」「コンプレックスを解消したい」といった動機でクリニックに訪れます。全国への多院展開はしておらず、都内に1ヶ所拠点を置いて少人数のスタッフと共にクリニック運営をしています。

    ベニスアップデートの影響を受けてサイト流入が大幅に減少

    2014年末まではメインキーワード+エリア名(例:美容整形 渋谷)といったキーワードのほか、メインキーワード単体(例:美容整形)で検索した際にも1ページ目にWebサイトが上位表示されていました。

    そのこともあって、

    • エリアを指定して検索してくるユーザー
    • メインキーワード単体で検索してくるユーザー

    どちらのユーザーからも検索流入を集められており、全国各地に住んでいるお客さまにもWebサイトを見てもらうことが出来ていたため、遠方のお客さまが施術内容に興味を持ち、来院されるといったケースも少なくありませんでした。

    しかし、2014年12月にのベニスアップデートが更新されてからというもの、メインキーワード単体での検索結果もローカライズされ、クリニック近郊で検索をかけないと上位表示されなくなってしまい、近郊エリア以外からのセッションや来院者数も次第に減少していきました。

    2014年12月から2016年8月までのオーガニックトラフィックの推移

    打開策としてコンテンツによる集客を立案

    別の手段で今までと同等以上のトラフィック量を生み出すことができて、かつ来院にも繋げることができるものはないかと模索・検討した結果、打開策として行きついたのがコンテンツを通じて集客し、同院の強みを伝えることでした。

    この施策のヒントを得たのは遠方から来院されるお客様でした。実際にWebサイトを見て施術の内容やクリニックの考え方に共感してくれたお客さまはわざわざ遠方からでも来院してくれているという事実に着目し、潜在的にでも同じようなニーズやコンプレックスを持っているユーザーと検索結果上で接触できる機会を作ることができれば、それをきっかけにクリニックの事や施術内容のことを理解してもらえるのではないかサイトに訪問してくれたユーザーが実際にどこかで施術を受けようと検討するフェーズにおいてこのクリニックを選択肢の一つにしてくれるのではないかと仮説を立てました。

    そこで以下の2つの方針を立て、コンテンツ施策に取り組んでいくことにしました。

    • 将来的に来院してくれる可能性を持っているユーザーと検索結果経由で接点をつくる
    • サイト訪問者に価値ある情報を提供することでクリニックへの信頼・認知を獲得していく

    上記の方針を決めてから実際に何をしたかについて、次で紹介していきます。

    実際に何をしたか?

    1.実際に来院されているユーザーが克服したいコンプレックスの洗い出し

    まず始めにクリニックに実際に来院されているユーザーがどんなコンプレックスを抱えているのか、どんな動機で来院するのかをクライアントから洗いざらいヒアリングし、把握していきました。

    2.キーワード調査

    次に同じようなコンプレックスを抱えているユーザーが検索をかけるキーワードはどんなものがあるのかを頭やキーワードツールを使うだけでなく、Yahoo!知恵袋内の質問投稿なども軒並みチェックし、キーワードの調査を進めました。

    3.キーワードのグルーピング

    キーワード調査で出てきたキーワードがなにを目的として検索されたキーワードなのか、「治療目的なのか」「心配事に関する情報収集なのか」「治療の費用を知りたいのか」「言葉の意味を知りたいのか」といったユーザーニーズ毎にグルーピングしていきました。

    キーワードグルーピングのイメージ

    4.キーワード単位でのニーズ調査

    上記のキーワードグルーピングでも、ある程度ユーザーニーズを把握することが出来ましたが、一つ一つのキーワードに込められたユーザーの検索意図をより正確に把握するため、キーワード単位でユーザーがどのような情報を知りたいのかを一つ一つ出していきました。

    キーワード単位でのニーズ調査のイメージ

    5.ニーズのグルーピング

    ニーズ調査で出てきたそれぞれのユーザーニーズを「大枠としてどのコンプレックスに該当するのか」「具体的にどのようなニーズに該当するのか」というように再グルーピングしていき、検索ユーザーのニーズを整理するとともに把握していきました。

    6.キーワード戦略の策定

    キーワード調査結果、ニーズ調査結果、クライアントのビジネスモデルや施術内容、当時のランキング状況などを勘案して、どういったニーズを持つユーザーと接点を持っていくべきかの取捨選択や、優先度を付けていきSEOにおけるキーワード戦略を策定していきました。

    7.その他要件の策定

    キーワード戦略の決定後、サイトマップを作成してサイト内にどのようにコンテンツを持たせるかといった要件定義や、ワードプレス導入の提案、記事更新頻度など目標面に関する設計やSNSを用いた情報拡散方法についてのアドバイザリーなど、コンテンツ施策を実行するにあたって必要となる各項目に全面的に協力しました。

    コンテンツ施策の成果紹介

    2014年12月にベニスアップデートが実施されてから、各種調査や要件策定を経て、2015年10月からようやく月5本のペースで記事を公開していくことができました。施策を進めてきた成果を紹介していきます。

    まずはオーガニック検索トラフィックの推移です。

    2014年12月から2016年8月までのオーガニックトラフィックの推移

    アップデートの影響を受ける前の2014年11月と比較して1397%改善しました。

    次に施策前と施策後でのランキング分布の変化です。

    ランキング分布の変化

    以下は悩み系キーワードに対応する1記事のトラフィック推移です。

    悩み系キーワードに対応する記事を公開してからのトラフィック推移

    現在、検索Volの大きいキーワードで検索結果の1位に表示されており、1日に約600~700回のセッション、月に22000回程のセッションを獲得しています。

    サイト全体での検索流入キーワード数も以下のように変化しました。

    流入キーワード数の推移

     

    検索結果がローカライズされても、価値あるサービスなら全国から求められる

    ベニスアップデートの影響で流入と来院者数の減少が起こっていた某美容クリニックが、コンテンツマーケティングの実施により全盛期以上の成果をだすことに成功した事例を紹介しました。

    ビッグワードの検索結果はローカライズされてしまいましたが、オンリーワンの技術を持つサービスは地域限定ではなく全国どこからでも求められます。検索結果がローカライズされてもそれは変わりません。であれば、どのようにして必要とするユーザーに必要な情報を届けるか、ということを考えるが本当のSEOです。今回はそれを、一般的な悩みのキーワードを取るという形で解決しました。

    サービスそのものの強みをSEOと結びつけ、必要とする人に情報を届ける

    • 遠方のお客様も来院するというクリニックの魅力や施術内容の強みがあった
    • 全国に来院してくれる可能性を持っているユーザーがいるという事を発見した

    上記2点をクライアントと一緒に理解したことで、今回の施策を展開することができました。結果的に多くの新規ユーザーとの接点を新たに生み出すことに成功し、セッション数の増加だけでなく来院者数の増加にも結びつける事が出来ました。

    SEOで本当に成果を出すには、単純にトラフィックを増やすことだけでなく、だれがどこでそのサービスを必要としているか、その人に情報をとどけるにはどうすればいいか、ということを考え抜く必要があります。本当に優れたサービスであればそれを求めているユーザーは必ずいます。今回のベニスアップデートのように、不本意な形に検索結果が変化することもありますが、それに対応し、集客・売上向上につなげることは必ずできます。ぜひ、どうすれば自社の強みを活かすことができるかを考え、SEOにも反映させてみてください。

    ベニスアップデートで流入低下→コンテンツSEOで全国からの集客に成功した美容クリニックの事例ナイル株式会社 - SEO HACKSで公開された投稿です。

    【多言語・多地域サイトを初めて制作する方へ】サイトの国際展開で抑えておくべきSEO要件

    お客様よりWebサイトの海外展開についての質問があり、検索エンジン向けの多言語処理について改めて整理を行いました。今回はその内容についてブログにまとめたいと思います。現在日本含め10か国に展開されている当社のアプリ情報サービス「Appliv(アプリヴ)」で行ったことも知見も踏まえてご紹介します。

    サイトを国際化する際に検索エンジンへ正しく情報を伝えられなければ、検索流入の大幅な機会損失が起きてしまう可能性もあります。今回は、検索エンジン(Googleに限定します)に正しい処理をしてもらうためのポイントについてご説明します。

    ※外国語でのSEOや、Baiduなどの海外の検索エンジンに対する最適化ではなく、Googleに正しく情報を伝える為の解説記事です。その旨ご理解いただけますようよろしくお願いします。

    ※この記事はSearch Consoleヘルプの記事を元に書かれています。
    参考:多地域、多言語のサイト

    海外展開の際抑えておきたいSEO要件

    以下の点については最低限チェックしておくことをおすすめします。

    注:サイトの規模・形態によってはこの限りではありません。

    それぞれについて、事例を交えながら解説したいと思います。

    ページが特定の地域にターゲットされていることを適切にGoogleに伝える

    ページが特定の地域を対象にしていることを検索エンジンに認識させましょう。
    この部分を怠ると、検索エンジンが特定の地域にいる検索ユーザーに対して、そのユーザーと異なる地域の自社サイトを表示させてしまう恐れがあります。

    検索エンジン(Google)がサイトの地域を判断する要素としては以下の5点があります。

    地域判断の効果:大

    • 周辺地域情報を持つと認識されたページからのリンク
    • ccTLD
    • 地域ターゲット設定

    地域判断の効果:中

    • その地域の言語
    • IPアドレス

    効果の高さの理由も含め、それぞれ解説します。

    周辺地域情報を持つと認識されたページからのリンク

    その地域の企業サイトや、飲食店のサイトなど、住所や電話番号、その地域の言語等が記載されているようなローカルサイトからリンクをされると、検索エンジンはリンク先を地域的に関連性のあるサイトであると判断します。

    周辺地域情報を持つと認識されたページからのリンク

    そういったリンクが多ければ多いほど、判断の助けとなるでしょう。

    とはいえ、立ち上げたばかりの海外サイトがそういったリンクを獲得するのは多少なりとも時間がかかると思われます。

    ccTLD

    ccTLD(country code Top Level Domain)とは、国内トップレベルドメインと言われ、各国に割り当てられた固有のドメインとなります。
    (日本で言うと「.jp」であり、中国であれば「cn」にあたるものです)

    サイトにccTLDを用いた場合、検索エンジンはサイトがそのドメインに対応する国のものであると判断します。

    一方で、「.com」や「.net」ドメインはどこの国にも属していないgTLD(generic Top Level Domain)と呼ばれ、一般的に地理的制限なしに世界のどこからでも登録が可能です。

    その特性上、地域属性がドメインに含まれないため検索エンジンはドメイン名だけではどの地域に対応したサイトか判断することは出来ません。

    ccTLDとgTLD

    ccTLDの注意点

    なお、中国は現地法人がないと「.cn」ドメインが取れないなど地域ごとにイレギュラーなケースが国ごとにあるケースがあります。

    また本来モンテネグロのccTLDである「.me」やツバルのccTLDの「.tv」はgTLD扱いとしてみなされますが、地域の認識に時間が掛かる可能性も否定できません(現在は世界的に使われているためほとんどありませんが)

    ※7/27修正:.meと.tvを「gTLDとして採用されている」と書いていましたが、厳密にはgTLDではありません。表現として適切ではないので修正いたしました。

    ジェネリック国別コード トップレベル ドメイン(ccTLD): Google は、.tv、.me など一部の国別コード トップレベル ドメイン(ccTLD)を gTLD として扱います。こうしたドメインは、ユーザーやウェブマスターから、特定の国をターゲットとするものというよりも汎用的なものとみなされることが多いためです。
    引用:インターナショナル ターゲティング – Search Console ヘルプ

    特定の地域のドメイン取得の際は一度調べてみることをおすすめします。

    地域ターゲティング設定

    ローカルのリンクを獲得できておらず、gTLDを使用している場合、GoogleSearchConsoleのインターナショナルターゲティング(地域ターゲティング)を使用することでGoogleの検索エンジンにページがどの地域に表示されるべきか伝えることが可能です※

    地域ターゲティングとは、特定の国の特定の言語を話すユーザーに向けて、国のバージョンを検索結果に表示させることをGoogleに伝えるための処理です。

    7/27修正:地域ターゲティングで特定の言語をターゲティング出来ないので、修正いたしました。

    ※この操作はサイトがgTLDであることが必須です

    参考:インターナショナルターゲティングを行う方法

    GoogleSearchConsoleの「検索トラフィック」の項目にインターナショナルターゲティングがあります。こちらの「国」のタブで設定が可能です。

    地域ターゲティング

    その地域の言語 / IPアドレス

    その地域の言語やIPアドレスもまた、検索エンジンが地域を判断するのに役に立つ要素となります。
    しかし英語やスペイン語、ポルトガル語のように各国で使われている言語の場合検索エンジンは地域を断定できません。

    またIPアドレスについても海外サーバーを用いていたら、当然IPアドレスはその地域と異なるものとなるので、検索エンジンはIPアドレスで地域を確実に判定することは出来ないと思われます。

    URL構造が適切にGoogleに伝えられる仕様にする

    多言語、多地域のウェブサイトを展開する際に、サイトの各ページを異なる地域にターゲティングできるURL構造にする必要があります。

    SEOを考慮に入れた海外版サイトのURL構造の例

    注意していただきたいのが、ccTLD(国別コードトップレベルドメイン名)の場合、対象の国コードの地域以外での地域でターゲティングが出来ないことです。

    日本で言えば、.jpドメインを用いていると、そのドメイン用いて海外展開を行うことは難しいです。

    各地域、各言語ごとにURL構造を設定するのには、主に4つの手段があります。

    URL構造
    抜粋:多地域、多言語のサイト

    日本では多言語化する際はURL構造を、設定が簡単なgTLDを使用したサブドメインか、サブディレクトリで設計することが多いです。

    表に書かれている通り、サブドメインかサブディレクトリかというところは一長一短です。
    SEO云々というよりは、サーバーを複数地域で管理するか?サーバーを一元管理するか?等、サーバーのリスク管理等の扱いを鑑みて決めると良いと思います。

    同地域複数言語に対応する時のURL構造

    日本の場合基本的に日本語に対応していれば問題ありませんが、アメリカやヨーロッパ諸国等、同地域で複数言語が使われている国もあります(アメリカなら英語とスペイン語など)
    そういった場合は言語対応と地域対応を同時に行わなければいけません。
    その場合はサブドメインで国名、サブディレクトリで言語を区別などするケースが多いです※

    例:仏版英語ページのURLの場合
    http://fr.example.com/en

    ※ディレクトリで国ごとに分ける場合、例えば大規模リニューアルの時にコンテンツ構造の大幅刷新したい際の柔軟性が下がってしまいますので、サブディレクトリで国を切り分ける方法はあまり推奨しません。

    国際展開を行っているサイトのURL構造の例

    Appliv

    アプリヴは日本サイトに関してサイトドメインが「.jp(ccTLD)」なので、英語版汎用URLをgTLDの「.com」で取り、海外サイトについてはサブドメインを国名で設定しています。

    日本: http://app-liv.jp
    イギリス※: http://gb.app-liv.com
    オーストラリア: http://au.app-liv.com

    ※7/27修正:ドイツ版とお伝えしていましたが、イギリス版の誤りでしたので修正いたしました。

    Appliv(ドイツ版)

    食べログ

    大手グルメ情報サイトの食べログは、言語ごとにサブディレクトリで切っている模様です。

    ※7/27修正:予想に足る十分な根拠がありませんでしたので、修正いたしました。

    日本: http://tabelog.com
    韓国: http://tabelog.com/kr/
    中国: http://tabelog.com/cn/

    食べログ(韓国版)

    Yelp

    ローカルビジネスレビューサイトとして国際的に展開しているYelpは、サブドメインを言語、ドメインをccTLDで地域指定に利用しています。

    日本: https://www.yelp.co.jp/新宿区
    ベルギー(英語): http://en.yelp.be/新宿区
    ベルギー(仏語): http://fr.yelp.be/新宿区

    Yelp(ベルギー版)

    言語アノテーションを適切に設定する

    複数の言語で同じ内容のコンテンツを展開している場合、適した言語・地域のURLで検索結果に表示させる必要があります。そのために必要なのが言語アノテーションです。

    ※言語アノテーションとは、複数の言語用にページを分けて構成されているWebサイトの構造をGoogleに認識させるために、セクション、もしくはXMLサイトマップに記述するタグのこと。

    rel="alternate" hreflang="x" 属性

    をヘッダーのHTMLリンク要素、もしくはHTTPヘッダー、サイトマップ※に記述することで、適した言語バージョンを検索結果に表示させるようGoogleに示すことが出来ます。

    ※マークアップの代用としてサイトマップで言語バージョン情報を送信できます

    言語アノテーションの例

    hreflang

    Applivの場合、同地域多言語で展開することも想定しているため、hreflang属性の値を
    en-gb : イギリスの英語版※
    en-ca : カナダの英語版
    のように記述しており、言語コードの後に国コードを追加することでそのページの地域を限定しています。

    ※7/27修正:ドイツの英語版とお伝えしていましたが、イギリスの英語版の誤りでしたので修正いたしました。

    言語アノテーションの注意点

    Applivのように、複数の国で使われている言語のページを特定の地域に限定する場合は、「[言語コード]-(ハイフン)[国コード]」で指定して下さい※
    また言語アノテーションは個々のページ内容の対応関係に従って、個別の値を設定して下さい。

    ※国コード単独で指定をしても、検索エンジンは自動的に言語の指定をしません。

    文字コードは統一する

    文字コードをざっくりと説明すると、コンピュータ上で文字を扱うために、文字に割り当てられた数値のことです(例えば「A」という文字は1番、「B」と言う文字は2番、「文」と言う文字は500番など)

    文字化けを防ぐために、文字コードはPCで国際的に文字判別ができるものにし、言語ごとに異なるものにしないようにすることを推奨します。

    ※ちなみに、日本語はインターネット上では特殊な文字なので、世界で日本語の見られるブラウザはそう多くありません。日本語のページはShift_JISが使われていますが、海外のサイトのほとんどはUTF-8かUCS-2です。世界の主要な言語のほぼすべての文字を収録したコードであるため、海外で一般的に使われています。なので文字コードはそれに即した形でやることが無難です。

    参考:Unicodeを使った多言語Webサイトの構築[PDF]

    その他注意点

    各言語1 URLとし、Cookieやブラウザの言語設定、ユーザー認識言語等でコンテンツを切り替えないようにしてください。この処理を行うと、検索エンジンがサイトのすべての言語バージョンを見られなくなる可能性があります。

    またユーザーが各言語を見られる状態にしておくために、各言語バージョンへの動線を用意しておくことをおすすめします。

    Applivの例

    Applivフッター

    食べログの例

    食べログフッター

    まとめ:海外展開においても、SEOを意識しないと機会損失を起こしかねない

    今回は自社サイトを国際化する際、Googleの検索エンジンに正しく情報を伝え、検索流入の機会損失を起こさないために、チェックしておきたいSEO要件について解説しました。

    ターゲットとなるユーザーにとって価値のある情報をコンテンツとして増やしていくことがSEOにおける至上命題ではありますが、検索エンジンに正しくサイトの情報・価値を伝えるための技術的な最適化も忘れてはいけません。

    海外展開におけるサイトの多言語化、他地域化においては、ただ外国語に対応させるだけではSEOとしては不十分です。

    Googleの判定能力が高まっているとはいえ、これらの要件を漏らすと、各言語圏の検索結果に適切なページが表示されない恐れがあります。

    各言語のサイトを持っているのに各言語圏のGoogleの検索結果で日本語のページが表示されてしまったら、当然現地の方はクリックしません。設計にも関わる部分なので、あとから気づいても取り返しの付かないことになっていることも考えられます。

    是非、ご自身のWebサイトの海外展開を考えている方は、「対象の地域・言語向けのWebサイトであることが検索エンジンに伝わっているか?」ということに注意を向け、これらのポイントについて一度チェックをしていただければと思います。

    【多言語・多地域サイトを初めて制作する方へ】サイトの国際展開で抑えておくべきSEO要件ナイル株式会社 - SEO HACKSで公開された投稿です。

    被リンクはどう増やす?SEO HACKS事例からみるリンク獲得方法

    検索順位の向上を目的としたリンクの購入のリスクが高いことは既に周知の事実となりつつあるかと思いますが、被リンクは未だにランキング指標として大きな割合を占めています。どうやって自然に被リンクを集めていくか、というところはSEOで重要なポイントになります。

    そこで今回は、当サイトSEO HACKSに実際にどのような被リンクが来ているのかを参考に、被リンクの獲得方法について検討したいと思います。

    ※もちろん、サイトによって適切なアプローチは変わります。あくまで一つの例として参考ください。

    SEO HACKSはどんなサイトからリンクされているか?

    まずは被リンク元のドメイン数と、リンク元ページの推移を確認してみます。

    リンク元ドメインの推移
    リンク元ページの推移
    ※2016年5月20日時点(ahrefs調べ)
    徐々にではありますが、被リンク数が増加しているのがわかります。

    次に検索トラフィックの推移を見てみましょう。

    検索トラフィックの推移

    リンク数の推移に合わせて順調に増加しています。発信した記事に被リンクが集まってきたことで、サイト評価が改善し、検索結果上で各記事の露出が増えたことが検索トラフィックの増加に結びつきました。過去に作成した記事も、記事数と被リンク数が増えるに連れて順位が上昇しました。

    どんなサイトからリンクをされているのかを実際に見ていきましょう。

    1.運営している別サイトからのリンク

    ナイル運営サイトからのリンク

    まず当然ですが、自社のコーポレートサイトや採用サイト、サービスサイトからのリンクです。関連サイトとしてリンクでつなげることで、最低限のリンクは獲得できます。

    ナイルでは複数のサイトを運営しているので、それぞれのサイト内にSEO HACKSへのリンクを設置しています。SEOの取り組みの一環としてリンクを設置しているというよりも、訪れたユーザーが関連サイトにも遷移できるようにという目的のほうが大きいです。

    ※リンク設置のためにサイトを立ち上げるような事はGoogleのガイドライン違反になりますし、無意味なケースが多いのでやめましょう。

    2.企業間・個人間の関係性によるリンク

    LIG様、schoo様からのリンク

    次は関係性によるリンクです。LIG様の運営しているメディアに寄稿させてもらった時や、オンライン学習サイトのschoo様に登壇させてもらった時のページにもSEO HACKSへリンクしてもらっています。

    3.サイトの紹介・記事の引用など第三者からのリンク

    引用・紹介によるリンク

    いわゆる普通の参照リンクですが、第三者のサイトなどで紹介・引用されているパターンです。数としてはここが一番多くなるかと思います。経験に基づくノウハウ、調査・研究に基づくデータといった、ユーザーのためになる質の高い情報発信であればあるほどリンクがされやすくなります。

    4.SNSからのリンク

    はてなブックマークからのリンク

    SNSからのリンクは基本的にはSEO効果はありませんが、はてなブックマークからのリンクはメジャーなSNSのなかでは唯一直接的なSEO効果も期待できます。はてなブックマーク内で人気記事などに取り上げられれば、さらにリンク獲得・集客機会を生み出します。

    Facebookやtwitter等のSNSからのリンクは直接的なリンク評価にはなりません。ただし、ここで拡散されればリーチできるユーザーは増え、その分間接的にリンク獲得機会を創出することにつながります。

    どんなページがリンクを集めやすいのか?

    次に、具体的にどのページがリンク獲得に貢献しているのかをみていきます。以下は、SEO HACKSの中で被リンクされているドメイン数が多い上位10ページです。

    SEO HACKSの被リンク先TOP10

    TOPページ以外に、ブログ記事ページ(/blog/以下)、SEO基礎知識(/basic/以下)がリンク獲得していることが分かります。

    実際にどのような記事がリンク獲得に繋がっているのか、その特徴を紹介していきます。

    1.初心者向けの解説記事

    初心者が見てもわかるように詳しく書いた記事

    HTTPのステータスコードや構造化データなど、専門家でないと少し理解が難しいテーマを初心者が見ても分かってもらえるよう噛み砕いて解説している記事がリンクを多く集めています。

    <リンク元の例>
    Q&Aサイトに投稿された質問へのアンサーなどからリンクが貼られています。
    初心者向けの解説記事のリンク元ページ例
    http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8865373.html

    2.ノウハウ系の記事

    5156707072229163fa1b1b001efe9b22

    需要のあるトピックについて、ナイルの知識・経験を記事にまとめたものです。一つのノウハウとして取り扱いやすく、リンクの機会が多くなっています。

    <リンク元の例>
    WordPressに関するブログの中で、参考記事として紹介されています。
    ノウハウ系の記事のリンク元ページ例
    http://www.kinoubi-design.com/blog-chigai/

    3.時事ネタや最新の情報・速報などについての記事

    時事・速報性のある記事

    上記のような時事ネタや速報系の記事は、関連記事・参照記事として多く引用されていました。別のサイトもすぐに話題に取り上げ始めるため、記事公開のスピードを早くするか、あるいは出遅れるのであれば「そこそこ時流に乗っていて、どこよりも詳細に分かりやすい」というのが良いのではないかと思います。

    <リンク元の例>
    コーディングをテーマにしたブログ記事内で紹介頂くなどしてリンクされていました。
    時事ネタや最新の情報・速報などについての記事のリンク元ページ例
    http://wn-trinity.hatenablog.com/entry/2016/04/25/162047

    4.理解しづらい概念などに関する記事

    ノウハウ系の記事

    理解しづらい概念・考え方などを体系的に解説した記事も多くのリンクを集めていました。難しいテーマを分かりやすく解説したことが、ユーザーの共感・納得につながりリンク獲得につながったものと考えます。

    <リンク元の例>
    SEOをテーマにしたブログ記事の中でリンクされています。
    ノウハウ系の記事のリンク元ページ例
    http://ameblo.jp/ca-seo/entry-11973519617.html

    まとめ

    今回はSEO HACKSの被リンク獲得事例を通して、どのような記事が被リンクを集めやすいかを考えてみました。

    リンク獲得方法は様々ですが、継続的にリンクを獲得していくためには、どこにでもありそうな情報を発信するのではなく、自社の専門領域においてユーザーが求めている情報は何なのかを考え、ユーザーニーズに対するアンサーをどこよりも詳しく解説することが重要です。このような取り組みを地道に続けていくことでユーザーからの信頼を少しずつ獲得し、結果として被リンク獲得に繋がっていくのだと思います。

    SEO HACKSがリンク獲得している記事の傾向をまとめてみると

    • 初心者が見ても分かりやすくなっていて、丁寧に作られているなと感じてもらえる
    • ノウハウとしてすぐに役立てるイメージが湧くようになっている
    • 速報性があり、かつ詳細でわかりやすくなっている
    • 勘違いされがちな概念、難しい概念をわかりやすく説明している

    上記のようなポイントを満たした記事がリンクされていました。

    被リンクされるということはそもそも、訪れたユーザーが「誰かに紹介していい」と思えるほど有益な情報だと判断してくれるということです。そうしたコンテンツを作り続けることができれば、被リンク獲得だけでなく、サイトの認知向上やファンの獲得、会社の信頼感の向上などにも繋がっていき、SEO以外の点からも利益を生み出すことができます。効果が見えづらく地道な活動になるかもしれませんが、それこそがSEOとビジネスを強くする確実な取り組みだと言えます。

    被リンクはどう増やす?SEO HACKS事例からみるリンク獲得方法ナイル株式会社 - SEO HACKSで公開された投稿です。

    【初心者向け】セミナー開催レポート 「トラフィック改善の為のSEO内部設計セミナー」(スライド付)

    こんにちは。ナイル株式会社の益子と申します。

    当社ではSEOやコンテンツマーケティング、アクセス解析等に興味のある方に向けてのセミナーを定期的に開催しております。改めて、ご参加いただいた方々に御礼申し上げます。

    今回は、実際にWebサイトのSEOに携わっている初級者~中級者の方向けに、「トラフィック改善の為のSEO内部設計セミナー」についてスライドをご紹介します。

    講義内容

    Index

    0.はじめに
    【第1部】
    1.検索エンジンについて
    2.SEOを行う際のよくある間違った認識
    補足:検索品質評価ガイドラインについて
    【第2部】
    3.サイトタイプ別の役割
    4.サイトタイプ別のSEO

    ※今月開催のセミナー情報
    今月開催のセミナーはこちら

    0.はじめに

    本講座で学んで頂きたいことは、「ご自身のサイトのタイプに合わせて、SEOを行う際の考え方」です。

    「試行錯誤をしてみたが、全くアクセスが増えない」
    「SEOを強化したいけれどどこから着手したらいいか分からない」

    こういった悩みを抱えている方は是非スライドをご覧ください。

    第1部

    第1部では、検索エンジンについて簡単に説明しています。

    検索結果に表示されるWebサイトやコンテンツを実際に評価しているのは検索エンジンです。そのため、SEOを考える際は検索エンジンへの理解が不可欠になります。

    1. 検索エンジンについて

    この章では、検索エンジンにクロールされてから、実際に評価されて検索結果に表示されるまでの一連の流れについて説明しています。

    簡単に説明すると、まずページがGoogleのプログラムによって読み込まれて(クロールされて)、Googleのサーバーにインデックスされます。(検索結果に表示されるために、格納される、ともいえます。)
    その後、実際にユーザーが検索を行うと、Googleは検索キーワードの意味を解析し(クエリプロセシング)、独自のアルゴリズム(評価基準)に基づいた検索結果をランキングの形で返します。
    このアルゴリズムは、公開自体はされていませんが、方向性がガイドラインとして公開されており、その数は200を超えると発表されています。

    2. SEOを行う際のよくある間違った認識

    第2部に入る前に、検索エンジンについてのよくある間違った認識として、「6つの質問」をしております。

    6つの質問

    例えばインデックス数(=Googleに格納されているページ数)。一昔前は似たようなページが増えてもインデックス数が多いほど良い、という時代もありましたが、現在は、類似のページが量産されるのは望ましくないとされています。

    ご存知の方が多いとは思いますが、知らない、あるいは間違った認識を持たれている方もまだ少なくないのが現状です。

    補足:検索品質評価ガイドラインについて

    Googleがどのようなページを評価しているか、品質評価ガイドラインが出されているため、補足としてそれに触れています。

    検索品質評価ガイドラインとは

    Googleは主に以下の2つの評価基準に基づいてページを評価しています。

    1つ目:Page Quality (ページの品質)

    ①メインコンテンツの質と量、②ページ・WebサイトのE-A-T(専門性・権威性・信頼性)、③Webサイトの評判の3つを軸に判断されています。
    メインコンテンツの量はテーマに対し適切である必要があります。また、コンテンツの質、サイトのE-A-T、Webサイトの評判がそれぞれ高ければ、その分Page Qualityも高いと判断されます。

    Page Qualityについて

    2つ目:Needs Met (ニーズとの関連性)

    ①ニーズとの合致度合い、②品質、③モバイル端末(=スマートフォン)での使い勝手の3つから判断されています。
    「①ニーズとの合致度合い」は、ユーザーのニーズに合った内容・量の正確なコンテンツかどうかで判断されます。「②品質」はコンテンツの品質、E-A-TなどPage Qualityに関わるものや情報の鮮度から評価されます。「③モバイル端末での使い勝手」は使いづらさから判断され、モバイル端末での利用がほぼ不可能な場合、①・②が高評価でも「役に立たないコンテンツ」と評価されてしまうことがあります。

    Needs Metについて

    簡単にまとめると、ユーザーのニーズに合った高品質なコンテンツを作成し、モバイルユーザーにとっても使いやすいサイト作りをしていくことが重要、ということです。

    第2部

    3. サイトタイプ別の役割

    第1部の最後でお伝えした通り、基本はユーザーのニーズに合致した高品質なコンテンツを作成していくことです。

    ただ、一口にWebサイトといっても、個人運営のブログから大規模なポータルサイトまで、目的や規模が様々に異なります。目的や規模が違えば、SEOでやるべきことも大きく変わってきますから、まずは目的に応じて3つのサイトタイプに分類しています。

    seminar03

    コーポレート/サービスサイトであれば自社の情報を伝えることが目的。ポータル/通販サイトであれば、より多くのユーザーにCVしてもらうことが目的。メディアであればPVを増やして広告収入を得ることが目的。というようにそれぞれ目的が異なっています。

    4. SEOの取り組みケーススタディ

    前述したサイトタイプ別に、ケーススタディ・事例紹介を行いました。
    以下でサイトタイプ別に、具体的にどういった方針で進めればいいかを整理しています。

    コーポレートサイト/サービスサイト

    自社のコーポレートサイトを導線として、自社商品に問合せ・申込をもらう場合を題材として扱いました。

    自社化粧品の、コーポレートサイトでのEC

    ここでのコーポレートサイト/サービスサイトは、~100ページくらいの比較的小規模なものを想定しています。特性として、発信できる情報量が基本的に自社の情報に限られます。

    このタイプのサイトでは、商品名や会社名が含まれるキーワードを逃さないことが非常に重要です。なぜなら、これらの指名検索系のキーワードで検索するユーザーは、自社、あるいは自社の商品に関心が高いユーザーだからです。自社に関連するキーワードは上位表示しやすいという特性があるので、比較的容易に対策可能です。その代わり、確実に取りきるという姿勢が必要になります。

    一方、指名検索系以外のキーワードで検索するユーザーは、他社も含む包括的な情報を探している可能性が高く検索ユーザーのニーズもその分広くなります。それに応じて上位表示に必要な情報量が増え、競合性も高くなるため上位表示の難易度は上がります。
    知名度のある企業のホームページなどであれば、サイト内容が薄いにもかかわらずビッグキーワードで上位表示される、というようなケースも例外的存在はしますが、有名であるために被リンクを受けやすいなどの背景があります。

    ポータルサイト/通販サイト(ECサイト)

    ポータル/通販サイトでは「食べログ」類似のポータルサイトの立ち上げを題材として扱いました。

    食べログ類似のポータルサイトの立ち上げ
    データベースから生成される数千ページ以上のサイトであれば地域や目的など複数のカテゴリに振り分けるとニーズに応じた一覧ページがその分生成されます。これらのページを検索エンジンにも評価してもらえれば、カテゴリに紐付いた掛けあわせキーワードを狙うことが可能です。

    ただ一方で、サイトの情報量が少ないにもかかわらず細かすぎるカテゴリ分けをしてしまうと、検索エンジンに見せる必要のないページが多数生成されてしまうこともあります。それらを事前に防ぐため、サイトの情報量を増やしていくための仕組みや、余計なページがシステム的に生成されないような仕組みはあらかじめ整備しておく必要があります。

    情報メディアサイト

    女性をターゲットに、美容や健康をテーマとしてコラム記事を定期的に更新するメディアサイトの立ち上げをケーススタディの題材として扱いました。

    女性向けコラムメディアの立ち上げ

    記事メディア系のサイトでは各記事単位で検索に引っかかることが多いため、記事を書く際にユーザーが検索するキーワードを意識することが重要です。狙っていくキーワードに含まれるユーザーの意図や、そのキーワードで実際に上位表示されている記事を確認して、ユーザーのニーズをより満たせそうな要素を記事に盛り込むことで、より上位表示されやすくなります。また、季節性やトレンドを意識して記事を用意していくと、効果的にトラフィックを集められるでしょう。

    まとめ

    サイトタイプやサイトの体力(情報量や被リンクなど)によってによってそもそものSEOの考え方や行う施策は変わります。単に上手くいっているサイトの真似をするだけでなく、自分のサイトがどのような特色と体力を持っているのか、しっかりと把握する必要があるでしょう。

    現在特に強みがなかったとしても、作成したコンテンツや獲得した被リンクは、着実にサイトの体力となります。積み上げたサイト資産がSEO上の強みにもなるので、中長期的な視点で地道に取り組むことが大切です。是非、ご自身のWebサイトのご参考にしていただければと思います。

    追記

    5月20日にも同内容のセミナーを行いますので、興味のある方は是非ご参加ください!
    【法人限定】アクセス数を3倍に改善したSEO成功事例 トラフィック改善の為のSEO内部設計セミナー

    【初心者向け】セミナー開催レポート 「トラフィック改善の為のSEO内部設計セミナー」(スライド付)ナイル株式会社 - SEO HACKSで公開された投稿です。

    インハウスSEO支援ツール「Refract」有料版リリース、その使い方と便利機能を解説

     
    土居です。すっかりこのサイトから影を潜めていますが元気でやっています。さて、ようやくリリースが出ましたが、2014年夏にβ版を公開し無料開放していたナイルの自社SEOツール「Refract(リフラクト)」ですが、紆余曲折を経ていよいよ有料版がリリースできました。

    Refract:https://re-fract.net/lp/

    β版公開ののち何をやっていたかというと、月間数千万~1億PV程度のサイトのデータならサクサクさばけるとか、処理量が増えても安定したパフォーマンスが出せるだけのバックグラウンドの整備や細かい機能改修、一部機能の追加や今回の決済機能実装などです。

    おかげさまでこの1年半でβ版のアカウントは600を超えるまでになり、その中で「順位観測キーワードの登録上限数を増やして欲しい」とか「今後こういう機能はできないのか」などのご要望やフィードバックも多々頂いておりまして、そうしたご要望により一層お答えするために有料化する次第です。

    Refractとは

    インハウスSEO支援ツールと書きましたが、RefractはSEOレポートを一元化するツール、言い換えればSEOダッシュボードのようなものです。解析ツールとか分析ツールとか調査ツールとか診断ツールの類ではありません。

    ダッシュボードでは、最近2週間のSEO状況の変化がひと目で確認できる

    解析ツールとしては例えばGoogleアナリティクス等、無料でも高度なレベルのものがありますし、診断とか調査ツールとしてはサイト内部(HTMLや出現単語の情報など)/外部(被リンク状況やソーシャル分析など)の様々なSEOに関連する要素を調査できるツールが他に存在していますので、そういうものの直接的な代替ツールとしてはおすすめできません。

    Refractでは、登録されたキーワード(~10000キーワード)の日次順位データ取得、ランキング分布/推移グラフ生成、競合サイトとの比較、検索トラフィック/参照トラフィックレポート、新しく発見されたリンク一覧、前月/過去期間とのページ毎のトラフィック差分、例えばこんなことが1つのツールでレポートされ、1クリックでそれらをそれらしくまとめたPDFレポート、も生成できます。

    20~30枚ほどのPDFレポート。目次や表題なども出力されるため、共有用資料としても使える

    Refractは、こうした汎用的なフォーマットで標準化されたレポートによってSEOの全体感を手軽に把握でき、また関係者に共有できる状態が作れるというのが売りで、そうした業務に工数を割いて苦労されている方や、それ以前にどういう視点で何をレポートしていいか良く分からない、といった方に特におすすめのツールなのです。

    Refractの使い方と注意点

    ここからRefractの使い方やら何やらを解説しますので、利用イメージ掴みながらご覧下さい。

    アカウント登録~GA連携やらキーワード登録やら~決済

    はじめにお伝えしますが、初期の登録だけ色々やることがあります。

    途中、最初からしっかりやろうとすると少し時間かかってしまうため、後から設定できる項目については初期登録時はスキップできるようになっていますので、スキップして頂くことをおすすめします。お手数かけて申し訳ありませんが頑張って初期登録を終えて下さいますようお願いいたします。

    また、今のところ無料トライアルなどはなく、最初から決済が必要となりますのでその点もご留意ください。

    事前準備と必要な情報

    利用にあたって必要な材料は以下です。これらをご用意頂いてから登録されたほうがスムーズです。

    • 必要な方は会社への稟議を通しておく(※)
    • 登録するメールアドレス
    • クレジットカード情報
    • Googleアナリティクス(GAとの連携が必須)
    • していない人は、サイトのコンバージョン設定をしておく(後から設定可)
    • 検索結果で競合するベンチマークのサイトのドメイン(後から設定可)
    • キーワード&キーワードグループのリスト(後から設定可)

    ※稟議の書き方で困ったらこちらをコピペして下さい

    【内容】
    SEO業務支援ツール「Refract」導入の件

    【導入理由】
    SEOに関わる業務を遂行するにあたり、ナイル社提供のSEOツールを導入したい。導入希望理由は、SEOに関わる諸々の集計・管理業務が圧縮されたり、関係者間での情報共有がスムーズに行えるなど業務上のメリットがあるほか、SEOの課題発見や施策の検討にも役立ち、SEO状況の改善に繋がると期待できるため。

     

    キーワードとページのグルーピングについて

    Refractをより上手に活用して頂くために、キーワード、ページのグルーピング作業を最初にして頂きたいです。

    グルーピングする主旨としては、ある程度大きなサイトの場合は単ワードや単ページの細かな調整よりも、テンプレート単位での改修がSEOにおけるメインの施策となりますので、個々のキーワードや個々のURLのデータだけを見て何かをするということはあまりなく、まとまりとして改善をしていくことがほとんどなためです。

    ですので、グルーピングの方法としては、基本的にはある程度はテンプレートに沿ったグルーピングを行うのが良いです。

    キーワードグループとは

    キーワードをその種類ごとにまとめてランキング推移や競合サイトとの露出状況の比較ができる機能で、他ツールにも搭載されているため慣れている方にとっては普通の機能と思います。

    例えば、全国の賃貸物件情報を掲載しているサイトでしたら、軸となる「賃貸」などの単語に色々な言葉を組み合わせて探されることが多いので、例えば以下のようなグルーピングが考えられます。

    • 「賃貸」「賃貸マンション」「賃貸アパート」etc. …ビッグキーワードグループ
    • 「賃貸 東京」「賃貸 埼玉」「賃貸 福岡」etc. … 都道府県×賃貸 グループ
    • 「賃貸 港区」「賃貸 杉並区」「賃貸 」etc. … 市区町村×賃貸 グループ
    • 「賃貸 新宿」「賃貸 渋谷」「賃貸 目黒」etc. … 主要駅名×賃貸 グループ
    • 「ペット可 目黒」「ペット可 麻布十番」etc. … ペット可×駅名 グループ
    • 「目黒 賃貸 駅近」「賃貸 阿佐ヶ谷 新築」etc. … 賃貸+2語以上掛けあわせグループ

    など、細かく分ければ数十グループの分類が出来ると思いますし既にそのような分類で露出状況を把握されている担当者の方も多いと思います。

    何を重要視するかによってどのような分類、どの程度の細分化が必要かは替わりますが、大規模になるほど細かく適切な分類をしたほうが状況が正しくつかめることが多いでしょう。サンプルも多いほうが全体の傾向がつかめます、各グループ毎に数十~登録して頂いたほうが良いです。

    逆に小規模サイトではそこまでこだわらず(ブログメディア等では分類自体が難しい場合もあると思いますので)、流入につながりそうなワードを適度な分類で取得すれば問題ないかと思います。

    登録自体は、管理画面のキーワード設定>新規キーワード登録>CSVインポートから、CSVでキーワードとキーワードグループを一括登録できます。フォーマットも用意していますのでそちらを落として、A列にキーワードリスト、B列に対応するキーワードグループをズラッと並べて頂ければ良いです。

    ページグループとは

    Google アナリティクスでいう「コンテンツグループ」の簡易版のような機能で、ディレクトリやURLパターンでページをグルーピングし、グループ毎に集計を行うものです。

    例えば当サイト「SEO HACKS」でしたら/case/、/service/、/basic/、/blog/、/seminar/、などのディレクトリ配下でコンテンツを展開しており、こうしたディレクトリ名でのグルーピングはシンプルで分かりやすいと思います。

    一方、当社が運営している「Appliv」では、例えば個々のアプリ情報を掲載している末端ページは、

    http://app-liv.jp/1033398935/

    のように、特定のディレクトリを介さずアプリのIDをベースにしたURLが生成されています。こうした場合ディレクトリ名で直接的な分類が出来ませんので、正規表現を用いてURLをグルーピングしていただくと良いです。

    登録してから、レポートがそれらしく出るまでの期間は?

    まず、キーワードのランキング状況については、登録した日あるいは翌日より観測を開始しますので、すぐにお使い頂けます。が、推移グラフなどがそれっぽく見えるのは1~2ヶ月くらい溜まってからでしょうか。分かりやすい改善の動きがあると暖色がどんどん増えてきてテンションが上がります。

    Google アナリティクスのデータについてもAPIから取得し集計を開始しますが、完全に過去期間分まで取得~取得完了まで数日かかると思います。

    ですので、最初に登録をしっかりしていただいた上で、数日は放置して頂いても問題ありません。

    どんなレポートがあるの?

    冒頭でこんなものが出せますと書きましたが、もう少し具体的に書きます。

    ランキング計測周り

    まず、ランキング周りでいうと、こんな感じのレポートです。

    個々のキーワードの順位推移(自社およびベンチマークするサイト)

    まぁこれは普通です。期間を指定してCSVで日毎の推移データも吐き出せます。

    ランキングがズラッと並ぶ。CSV吐き出し可能。

    全体/グループ毎のランキング分布推移(自社およびベンチマークするサイト)

    1~3位 / 4~7位 / 8~10位 / 11位~20位 / 21位~50位 / 51位~ の分類で色分けし、順位分布の割合の推移を示します。色合いが派手ですが、自分のサイトの順位や検索トラフィックに変化があった時にはどこがどう変化したのか結構クリアにわかります。

    カラフルな積上棒グラフの推移で変化状況がひと目でわかる

    全体/グループ毎のファインダビリティスコア推移

    ツール上ではRefractスコアって表現してますが要は順位にポイント付けしてその総和を集計した値です。ファインダビリティスコアなどが一般的でしょうか。競合との相対的な露出度合いの比較や、順位変動があった時にどのサイトがどう変化したかなどが一覧で確認できます。

    折れ線グラフで競合と自社サイトの比較がしやすい

    Google アナリティクス連携データ

    次にGoogleアナリティクス連携データですが、結構便利に出ます。

    流入キーワードデータがほとんど取れない今、どのキーワードで流入が取れたか、という視点で物事を考える機会は減りつつありますので、基本はランディングページを主体に「どのページが検索流入を取れているか/リンクを獲得しているか」という切り口のみでレポートを出しています。

    ページ毎の検索トラフィック

    各ページのページタイトルと検索流入数、直帰率、CV数などのシンプルなレポートです。「詳細」をクリックするとそのページへの流入元キーワード一覧が見られます。

    GAと同様のUIで、サクサク動く

    ページグループ(任意で設定)毎の検索トラフィック

    各ページグループの(以下、同上)

    GAでいうところのコンテンツグループでまとめた検索流入集計

    ページ毎の参照トラフィック

    各ページのページタイトルと参照サイトからの流入数、直帰率、CV数などのシンプルなレポートです。「詳細」をクリックするとそのページへの流入元サイト一覧が見られます。SEOツールで参照トラフィックの項目を設けているのはシンプルに「どこからリンクされたかが分かるから」です。

    ※レポートフォーマットは検索トラフィックと同様のため割愛

    ページグループ毎の参照トラフィック

    各ページグループの(以下、同上、レポートも割愛)

    参照元サイト一覧

    どのサイトから流入があるか=リンクされたかを、全体、ソーシャルのみ、ソーシャル除外といった分類で出せます。が、個人的にはこれはちょっと改良したいです。

    参照元一覧が出てくる。詳細をクリックすればそのサイトのどのURLからそれぞれどのくらいサイトに流入があったか知ることができる

    新規の参照元URL/ドメイン

    個人的には一番好きな機能かもしれないのですが、直近2週間とそれ以前の過去データとの差分で、「最近になって初めて得られた新しい参照元」データが一覧で出ます。現時点ではノイズが色々混じってしまいますが、それでもどっかのニュースサイトに取り上げられた、2chに参照された、知恵袋に載った、公式サイトがリンクしてくれた、とかそういうのがわかります。地味にかなり使えます。

    ドメイン/URLどちらの単位でも出せる。feed系のサイトとかノイズが混じってしまうのが難点だが、じゅうぶん実用的。

    改善サジェスト

    これはRefractのロジックで抽出したものを「この辺もったいないのでもうちょっとなんか出来ないですかね」っていう雰囲気で出すレポートですが、ここは今後の改良の余地が多分にあるので、今後改修してもっと実用的なレベルに出来ると思います。

    検索流入が多くて直帰が多いとか、検索流入が多くてCVが少ないとか、そういう区分でページやページグループを抽出し、改善するページやページグループの優先度づけに役にたつ。

    PDFレポート出力

    どちらかというとここまでに上げたレポート+α(過去期間との比較でページ毎のトラフィック増減など)がワンクリックでPDFレポートで出せるのがこのツールの最も便利な機能だと思います。

    20~30枚ほどのPDFレポート。目次や表題なども出力されるため、共有用資料としても使える

    データがたまると雰囲気としてはこんなの(実際にはデータが多いと25~30ページくらいになる)が1クリック、1~3分くらいで出力されます。一度出力したレポートは一定期間保持されます。

    レポート出力画面。過去履歴が残っているため一定期間はリンクから何度でもダウンロード可能

    ファイル名も分かりやすく出します(example_com-20160102-20160201 みたいな)のでどれがどれだか分からなくなった、などもないと思いますし、印刷もそのままいけます。

    以上、一旦現時点でRefractでできることのサマリーをざっくり並べてみました。

    Refractの費用

    月額20,000円~100,000円(税抜)でプランが分かれています。小~中規模なサイトでPVが~数十万/月程度であれば、おそらくミニマムなプランで問題ないですし、大規模だったりPVが数千万以上になるようなサイトでしたらMAXプランがおすすめです。

    ※プランごとのデータ上限を考慮した目安としてはそのくらいということで、PV数などによる制限があるわけではありません。
    ※月間1億PV前後のサイトまでのデータは問題なく捌けていますがそれ以上の規模になると怪しいので~5000万PVという表記をしています。その規模のサイトで利用されたい方は念のためお問い合わせ下さい。

    ライトプラン2万円、スタンダードプラン5万円、アドバンスドプラン10万円。キーワード登録数の上限やGoogleアナリティクスの解析データの保持期間などに差があります。

    内容に変更がある可能性がありますので、詳細はリンク先にてご確認ください

    今後の予定など

    詳細は未定ですが、色々な要望や追加機能の案も引き続きありますので、順次実用性の高そうな機能から追加開発を行いつつ、軸はぶらさずに「SEOレポートのスタンダード」を目指します。

    Refract:https://re-fract.net/lp/

    有料だとなぁ、、無料で使う方法ない?という方もいらっしゃると思うのですが、当社のコンサルティングサービスをご契約頂いている企業様にはRefractは導入サポートなども含め全てコンサルティング業務の範囲内として無償提供していますので、是非これを機にご契約くださいますと幸いです。

    ※必要なコンテンツがあったら順次追加していきます

    インハウスSEO支援ツール「Refract」有料版リリース、その使い方と便利機能を解説ナイル株式会社 - SEO HACKSで公開された投稿です。